約 2,655,761 件
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/582.html
題名:「沙織からの誘い」 なるようになるしかない や 私の家に来ていただけますか? と共通する世界です。 京介x沙織 18禁 ------------------------------------ このところの騒動で沙織にずいぶん負担をかけたなあと思っている頃、 一通のメールが届いた。 「京介殿、個人的に相談したいことがありますので、誠にご足労でありますが、 拙宅までいらしていただけないでしょうか?」 あの沙織が? 高級マンションでのお嬢様姿を見ているだけに、妙に期待してしまう俺だ。 承諾の返事をすぐに出して週末の十五時頃に向かうこととなった。 「さて、着いたな。携帯で知らせるか」と沙織に電話すると自動ドアが開いた。 ちょっとしたホテルみたいなエントランスに入り、所在なげに待っているとエレベーターから 沙織が現れた。 「よぉ! 来たぜ」 「こんな所まで呼びつけて、申し訳ございません。付いてきてください」 「ほいほい」とエレベーターに乗った。 ぐるぐる眼鏡ではなく、ゆったりとしたドレスを着たお嬢様スタイルだ。 どうも、沙織が緊張しているのが俺にも伝染して、無言のまま最上階へ。 「こちらです」 「ああ…。」 なんだここは。海が見え、周囲が一望できる巨大なリビングに広い部屋。 セレブだっていうのがイヤと言うほど判る。 招かれるまま、革張りのソファーに身を沈めると窓の外に雲が流れる風景に圧倒される。 こんな所に住んでみたいもんだぜ。 沙織は紅茶を入れたポットを持ってきて、カップに注いでいく。 芳香が立ち上り、ふっと気持ちが楽になる。 そして、沙織は何気なく隣に腰を下ろした。ほんわりと包まれるような温かさが心地よいな。 「それで、相談って?」 「はい。自分なりに、自分のできることを頑張ってしていても、何だかんだで京介さんが 大半を解決してしまいます」 「そうか? 大して役立ってないと思うがな」 俺こそ、沙織に尊敬してしまうことだって多いしさ。 「それで何でも自分で解決しようとしないで頼ってしまうことも、時にはいいかと思いまして……、京介さんに甘えようかと」 沙織はしなだれかかり、俺の方に首をもたげてふわっと何か誘われるような香りが漂った。 「誰だって、疲れるときはあるもんな。お前は良くやってるよ、沙織」 髪の毛をやさしくなでてやる。 「心地よいです」 午後の気だるさも相まって、蜜のような時間だ。 雲間に日差しが差し込んで来て、いい雰囲気だなあ。 紅茶が冷めないうちに飲んでしまおう。ハーブが入っているのかな? 変わった風味だった。 雲の形が変わってしまう頃、沙織は立ち上がり、するっとドレスを脱いでしまった。 午後の逆光の中、全裸だ。 度肝を抜かれているとくるっと振り返り、俺に背中を向けて密着して座り、 蛇のように首に腕を回して、濃厚なキスをしてきた。 沙織から、甘く熱い息が漏れる。 とろけるような微笑みで俺を見つめている。 「沙織…、お前」 「お嫌ですか? 京介さん。そうでなければ、いつも空回りで寂しい沙織を慰めて欲しいのです…。」 微熱を帯びた柔らかい尻が俺の股間を刺激して、困惑する。 「ここには、私と京介さんしか居ませんし、ひとときだけの事です」 またかよ!という気持ちだ。でも、沙織は交際範囲が広いようで、親しいつきあいは俺たちだけだって 言ってたっけ。 その中で男性は俺だけとなれば、仕方ないのか。 「判った。一度だけ、だからな?」 「はい…では、どうぞ…。」 沙織は、妖艶にほほえんで俺の手を弾力のある乳房に、熱い股間に導いた。 後ろからなめらかな首筋に舌を這わせ、キスをして乳房を舐め回していく。 小さく喘ぐ沙織の顔を見上げながら、乳首を吸い、舌で転がす。 沙織は、するっとソファーから落ちて向き直り、俺のズボンとパンツを脱が してフェラチオを始めた。 女性のしっとりとした指で握られ、たおやかな舌で舐められると根元に響く感じだ。 全体を丁寧に舐め上げられ、生暖かい口の中に俺のが入り、蠢く舌が亀頭をねぶり、吸われると 頭がおかしくなるくらい気持ちいい…。 だが、何だかぐっと上がってくる射精感が来ない。 「うふふ。お父様にもらったハーブが効いてるみたいですね」 「や、ヤバイ奴なのか?」 「ドラッグや脱法ハーブではありませんよ。どこでもらってきたかは知りませんけど、 灰になるまで楽しめますわ。わたしも避妊のための薬を飲んでますし、 さあ、続きはベッドの上にしましょう」 「そうか、判った」 思ったより軽い沙織をお姫様だっこして、ベッドルームまで連れて行った。 キングサイズのブルーサファイアのシルクシーツに沙織の裸身を横たえるとグラビアのようだ。 俺は、本能的に抱きつき、お互いのからだを感じ合うとめちゃくちゃにしてやりたい衝動が突き上げて くるので思うがままに乳房を揉みしだき、乳首をこね上げ、脇の下に顔を埋めてキスをし、かたちの良い 指先まで舐め上げたり、脇腹から腰、太ももまでキスして行って、きれいなふくらはぎ、足の指まで舐め てみたり、俺は謎ハーブでおかしくなってるんじゃ無いかと正気を疑う。 でも、沙織は、歓喜の表情で歌うように喘いでいた。 「どうだ、沙織。愛されているか?」 「ええ、とっても幸せですわ。京介さん」 沙織の両膝を大きく広げて、もわっとした匂いがする淡い茂みの奥を舐めている間、沙織は俺の陰茎を 握ってゆっくりしごいている。 愛液もねっとりしてきたし、もういいだろう。 「じゃあ、入れるぞ」 「どうぞ、ご存分に…」 へそまで反り返った陰茎を握り、膣口になじませて押すと吸い込まれるように中に導かれ、熱くみっちりと した肉襞に飲み込まれたような感触に背筋がゾクッとした。 腰を使って行くと沙織の腰もつられるように動き、長い足が俺の腰を挟み逃さない。 いつもより低い声であぁー、あぁーと喘ぎ、時折、息を堪えているのは軽くいってるのだろうな。 汗ばむ沙織に俺は体を起こし、沙織の両腕をつかんで浅く深く腰を使って、まんべんなく沙織の女を堪能する。 うっかり射精してしまう心配が無いから大胆にできるが下腹が熱く、尿意のような感じが高まってくる。 今までに無く張り詰めた陰茎は沙織の中に馴染んで自分の物じゃ無く、別の生き物みたいだ。 そういえば、座位ってしたこと無いなと思って、腰を落としあぐらをかき、沙織を起こして、 濡れそぼる沙織の中に下から突き上げた。 「あ、すごい…」と言いながら、沙織はキスしてきた。腰を回したり、突き上げたりしながら、 口でもつながっている感じ。 沙織は、首を下げて、俺の乳首を吸ったり舐めたりするので、淫らな気持ちになって、 "あぁっ"とか声が漏れてしまった。 「京介さん、可愛いですわ」 「ば、馬鹿、へんなことすんな」 照れ隠しに沙織の乳首を甘く噛み、乳房をこね回してやりながらも腰が止まらず、俺の陰毛は 沙織の濃い愛液でびちょびちょだ。 我を忘れて愉しんでいる間、いつの間にか夕闇が部屋を満たしていた。 沙織の光るような目が、俺を見つめ、俺の目はそれに囚われたかのようだ。 お互いの汗もべっとりしてくるような感じで俺の気力も限界に近くなってきた。 沙織の目もとろんとしてきて、はぁはぁと喘ぐばかりで朦朧としている。 ハーブの効果は切れてきて、俺の腰から暴走しそうな塊が抑えきれない。 沙織を押し倒し、正常位に戻ってラストスパートとばかりにぐだぐだとなった沙織の腰に暴力的に打ち込んだ。 沙織は呻くような、名残を惜しみ抗うような声で高まっていき、やがて沙織の中に俺のがぐっと掴まれ、 強烈な塊が陰茎を駆け抜けて、沙織の一番奥で俺は、爆発した。 目の前が真っ暗になり、意識が上下に揺さぶられる。 沙織も息を詰めたまま、時折、荒い気を吐くばかりだ。そのまま俺の意識は暗黒に飲み込まれた。 目が覚めたら、沙織が見つめていた。 「小一時間ほど、寝てしまったようですね。うふふ」 沙織がキスしてくる。 「ああ、そうだったのか。俺はもう、ヘロヘロだよ。沙織は満足したか?」 「灰に、なっちゃいました」 「まったくだな、アハハ。まあ、なんだ、シャワーでも浴びるか」 「そうですね、でも、腰が抜けてしまって…。」 「だっこして連れて行ってやんよ!」 たいへん腰が頼りなかったが、これまた洗練されて広いバスルームで軽くシャワーを浴びて、 ボディシャンプーでいちゃいちゃと洗いっこして、すっきりして着替えた。 「沙織もさ、こんなにストレスをため込む前に俺たちにできることで、発散していこうぜ」 「今更、恥ずかしくなってきました。でも、京介さんが居てくれて良かった」 やさしく抱擁して、和んだところで今日はお別れだ。 一緒にエレベーターで降りて、エントランスに来た。 「遅くなると桐乃がまた不機嫌になるからな」 「ほんと、兄妹仲がうらやましいですわ。最後にこれを…」 「カード? なんだこりゃ?」 「カードキーです。京介さんがいつでもここに来られるように、です」 「変な意味じゃ無く、役立つときもあるだろうからもらっておくよ。 じゃあな!」 「ごきげんよう。また、皆さんと遊びましょう」 「ああ、またな!」 沙織に見送られ、俺はマンションを出た。 自動ドアを出ると夕凪が心地よい…が、ずいぶん腹が減ったよ。 足早に駅に向かいながら、俺は誰かを選ぶことができるのだろうか、 それとも強引に決められちまうのか?なんて当て所なく考えて居たはずが、 いつの間にか夕飯のメニューは何だろう?に支配されて、帰宅した。 ---------------------------------- おわり。
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/498.html
http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1306742825/103-108 「あ、あやせ…」 俺は、赦しを乞うために弱々しい声で彼女の名前を呼んだ。 「どうしたんですか?お兄さん。まさか、これで終わりだなんて事はないですよね?」 薄暗がりの一室。 俺達は、ベッドの上で全裸になって、結ばれたままの姿だった。 あやせは、騎乗位で俺の身体に跨っている。 上気して薄桃色に染まった頬、白くきめ細かい素肌に、汗でしっとり濡れた長い黒髪が、どこまでも艶かしい。 「うう…。す、すまん…俺はもう、限界だ。勘弁してくれ…」 俺は既に4回射精させられ、肩で息をしている状態だった。 「…」 「ひっ!?」 一瞬、窒息しそうなほど重苦しい空気が、あたりを包み込む。 「やだなぁ、お兄さん」 そう言って、あやせはまるでいつもと変わりない屈託ない笑顔で言った。 いや、目は笑っていない…。 「私とするって言ったじゃないですか。ホテルを泊まりにしたのだって、一晩中楽しむためじゃないんですか?」 「し、した…。もう、充分にしたよ…」 俺が半泣きになって首を振ると、あやせはペロリと小さく舌舐めずりをして、 「駄目です」 と、無慈悲に言い放った。 「あ…あうぅ」 「だって、私はまだ2回しかイッてないんですよ?お兄さんが4回も出したのに、それじゃ不公平じゃないですか」 あやせの白く細い指先が、上から俺の胸元をサワサワとまさぐる。 「あ、はわぁ…ッ」 その刺激に、俺の全身が泡立った。 「それに…。お兄さんのココも、まだまだ満足してないみたいですね?」 「あっ!あっ、あっ!だ、だってそれは…あ、あやせが締め付けるから!」 黒髪の悪魔が、俺に跨ったままゆっくりと腰を上下に動かし始める。 「あ!ああっ!動かないで、ぐうぅっ」 何度も精を放出して過敏になった亀頭部分を、少女の淫蜜に濡れた膣肉がまんべんなく擦り上げていく。 たまらず、俺は悲鳴を上げた。 「あそこがこんな元気なまま帰ったら、お兄さん桐乃に何をするか分からないじゃないですか」 少しずつ、あやせが腰をピストンさせるスピードが上がってくる。 「しない!何もしないから!やめて!あぁ…助けて!」 大の男が必死に懇願したにも関わらず、あやせはクスクス笑いながら、 「駄目ですよ。全部出し切るまで、絶対に逃がしません」 と、言った。 「あっ!あっ!くぅううっ!?」 あやせが、遠慮なく腰を打ち付けてくる! 何かが再び俺の身体の奥底からせり上がってきた。 「あ、あぁ…ッ!い、イく。またイっちまう!!」 あやせが、俺に跨ったまま、まるで踊るように身体をくゆらせる。 こんな滅茶苦茶にされてなお、彼女の白い肌が、絶妙なバランスで形作られた美乳が、美しく…この上なくいやらしい。 「いいんですよ、お兄さん。我慢しなくても…」 ゾクゾクする程エロい表情で、あやせが囁いてきた。 「ほら…。たっぷり感じて下さいね」 上から、彼女は俺の胸元にしなだれかかり、俺の乳首をチロチロと舐めしゃぶる。 下半身は、俺のモノを深く咥え込んだままグリグリと激しい抽送が続いていた。 「あ~~~っ!!!」 「ぁ、やんッ!」 ドクン! と、電撃のような強い刺激とともに、俺は5回目の絶頂を迎えた。 「く…ぅ」 あやせはあやせで感じているのか、薄っすらと目を潤ませつつ、余韻に浸っているようだった。 「あ…あ…」 俺は身体を痙攣させながら、射精感が過ぎ去るのを待つ以外になかった。 「ふふふ、ビクビクいってる…」 そっと、指で髪をかき上げて…あやせが呟いた。 どぎつい快感がようやく落ち着いた頃。 ようやく解放してくれる…。そう思ったのも束の間、あやせはまた俺の乳首を入念に吸い始める。 俺は半狂乱になって泣き叫んだ。 「やだ!もう嫌だッ!あやせ、もうやめて!死ぬ!本当に、死んじまう」 肉棒は、こんなにされてもなお硬度を失おうとしない。 俺は恥も外聞もなく、彼女の同情を引こうと顔をクシャクシャにして泣いた。 …ガリッ! 「いぎゃああっ!」 あやせは、あろう事か俺の乳首に噛み付いてきた。 噛まれた箇所が内出血をおこしている。 あやせは、痛みでヒリヒリする俺の乳首を再びしゃぶりながら、 「お兄さん…。大きな声を出すと、私…びっくりして噛んじゃいますよ?」 と、低い声で言った。 「あ…あぁ…」 「うふ…。そんな情けない顔しないで下さい。でないと…」 うっとりとした表情で、あやせが耳元で熱っぽく告白する。 「私、もっと興奮しちゃいます」 …変態。 俺は、つい口に出しそうにしたその言葉を慌てて飲み込んだ。 「可愛い私のお兄さん…。もう、誰にも渡さない。もちろん桐乃にだって…」 「え…え…?」 グン、と…俺のペニスがさらに硬くなる。 「もし誰か他の女になびく事があったら…」 あやせは、形の良い唇で俺と接吻を交わす。 小さな舌が、俺の上下の歯を割って口内に侵入してきた。 ちゃぷ、ちゅく、ちゅっ… 深い深いディープキスを交わした後、あやせがようやく唇を解放すると、透明な糸が、下に垂れて落ちた。 「その時は、殺しますからね」 そう言って、俺の耳たぶを軽く噛むあやせ。 「うっ!うぐっ!?」 信じられない事が起きた。 あやせは、挿入されたまま腰を動かす事なく…キスと言葉責めだけで俺を6度目の絶頂に導いたのだ。 「うっ、うっ…」 びくん、びくんびくん…。 「あは♪またイった」 もう吐き出すものもなく、俺のモノはただ空打ちを繰り返すばかりだった。 その瞬間、俺はあやせとの間に何か決定的な関係が構築されるのを感じた。 この綺麗な顔をした貪欲な魔物に、俺はすっかりやられてしまったのだ。 もう一生、逃れる事などできはしない…。 そんな絶望的な予感にも関わらず、俺のモノは硬くなったままである。 分かっている。 俺はこの娘に恐怖を覚えつつ、一方で期待もしているのだ。 もっと自分を滅茶苦茶に壊してくれる事を。 泣いても、叫んでも、彼女は俺が真っ白に燃え尽きるまで、絶対に自分を放さない。 …そんな奇妙な確信がある。 幸せなのか、恐ろしいのか、俺には分からなかった。 分からないが、ただ一つ確かなのは…。 俺が望む平凡な人生は終わりを告げ、新たにあやせの愛玩人形としての生活が始まったという事だけだった。 続く
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/121.html
http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/762-763 風邪引いた… その日俺は珍しく学校を休んだ 桐乃の奴は 「ハッ、バカも風邪引くんだぁ!」 とか捨てぜりふを吐いて登校していった わざわざ俺の部屋を覗いて… 怒る気力もないな 俺はそのまま眠ってしまった ばふっ やおら俺の布団に何かが飛び込んできた ん? …なんだ、猫か 猫って、あったかいんだなあ 艶やかな黒い毛並みを俺は愛でるように撫でる 俺の愛撫に黒猫も応えるように身を震わせる かわいいなぁ そういえば小さい頃、こうやってよく桐乃をあやしたもんだったな… 俺は優しい声で桐乃の名を呼んだ 黒猫が兄さん、と、俺を呼んだ 次の瞬間、俺の頭部に衝撃が走った
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/323.html
http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1290468634/ 82 名前:美嗅しんぼ[sage] 投稿日:2010/11/24(水) 00 48 52 ID 6udKtDBs [3/5] よし、投下する。くんかの人とは違うけどくんかネタ注意。 桐乃「はあ……はあ……アニキのパンツ…… くんかくんか……ちゅぱ……ちゅっ」 黒猫「あ、あなた……なにやってるの!?」 桐乃「アニキのパンツ味わってるに決まってんじゃん……」 黒猫「せ、先輩の……。あの…先輩の…」 桐乃「あんたもどう? 5分前に取ったばかりの究極のパンツよ?」 黒猫「(ゴクリ…)」 あやせ「やれやれ、こんなパンツを人に食べさせようとしてるようじゃ、 ほんとにお兄さんが好きかどうか怪しいものですね」 桐乃「な、なによあやせ! あたしがせっかく…」 あやせ「明日、もう一度桐乃の部屋に来てください。 こんながパンツよりずっとおいしいパンツをご覧に入れますよ」 (次の日、昼) あやせ「どうぞ……お兄さんが今朝はいているのをもらったパンツです」 黒猫「今は昼…………脱ぎたてと言えるのかしら」 桐乃「たしかに朝脱いだばかりのパンツは鮮度が高い……。 でも、昨日のパンツは、兄貴が5分前にお風呂に入ったときに手に入れたモノ…… はっ、あやせ、笑わせるわね! 鮮度が違うわ!」 あやせ「嗅いでみてください。文句はそのあとで伺うわ」 黒猫「…………」 桐乃「いいでしょう……くんかくんか…………!?」 あやせ「ふふふ……」 桐乃「そんな馬鹿な!? このコクのある味わい……しかも昨日のパンツにはない鮮烈さと生臭さがある……! それに、この豊かな香り……!」 あやせ「おわかりいただけたでしょうか?」 桐乃「そんな……このパンツと比べると昨日気付かなかった粗が見えてくる……これに比べると 甘さと香りがまるで違う……! …………っ! そ、そういうことね! あ、あやせアンタッ!」 あやせ「桐乃は気づいたようね」 黒猫「どういうこと……? さっぱりわからないわ……!」←嗅いでない 桐乃「あやせは……この女は、昨夜兄貴とセクロスしたのよ……! この鮮烈さは、オナニーでは決してでない! 今まで味わったことのないのもあたりまえだわ! あんた、これまでなんども……!」 あやせ「そう、お兄さんに処女を捧げ童貞を貰って以来、情事のあとの下着はいつも交換してきた。 わたしはその下着をいつもスーハーしてきたわ。 そしてこの香りは、情事の香りを一晩寝かせ、さらに朝フェラで起こしてあげたときの精液も染み込んでいるわ!」 桐乃「そう、一発ではこれだけの濃厚さは出ない……間違いなく三発は……!」 黒猫「何を言っているの……」 あやせ「桐乃! 美嗅を芸術の域まで高める条件は、それは唯一人の心を感動させることよ。 そして人の心を感動させることが出来るのは、愛のこもった情事のみなのよ! 鮮度や自慰だけでは駄目なのっ! それがわからない人間が究極のパンツなんて言って、 あなたには匂いを語る資格はないわっ!」 完 失礼しました 86 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/24(水) 01 01 42 ID n4XRnEPK [1/3] 陵辱と聞いて考えてみたんだが、こんなネタしか思い浮かばなかったw 87 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/24(水) 01 02 06 ID n4XRnEPK [2/3] 「先輩、私考えたのだけど」 とある午後のひととき、黒猫が唐突に言った。 「何を?」 「もう…冬コミの新刊のネタに決まっているじゃない」 いや、急にそんなこと言われてもさっぱり判りません。 「やっぱり漆黒と夜魔の女王は敵同士なのだから、和姦は無いと思うのよね」 さいでっか。つか俺マスケラろくに見てねーからあるとも無いともわかんねーよ。 しかしこの手の話の腰を折ると怖いので、若干引きつつも先を促す。 「というかもう和姦はお腹いっぱいだと思わない?どの本見ても和姦とBLが 蔓延している現状は嘆かわしい限りだわ…っふ、そんな現状に鉄槌を下す意味でも 新刊は陵辱ものにしようと思うのよ」 いや、お前いつぞやの同人誌じゃ桐乃似のキャラをレイプして殺してただろ。むしろ そればっかやってるように俺には思えてしょうがないんだが? 「でね、私もどうせ書くならあの女を見習ってもう少しリアリティを追求しようと 思うのよ…」 そう言ってニヤリと笑い、黒猫はベッドに手を突いた。 その顔は若干赤く染まっていて、見慣れてる俺でもドキッとしたね。 「そういうわけだから、あなた私を陵辱しなさい」 「ぶっ!」 何言い出すんだテメーは! 「あら、別に恥ずかしがらなくてもいいじゃない」 散々ヤっておいて、と言いながら黒猫は毛布を引き寄せて裸身を隠した。 あー、説明が遅くなって悪いが、今日は親も留守だし桐乃も部活のなにやらで 遅くなるらしく、好機とばかりに俺は黒猫を部屋に招きいれてさっきまでイチャイチャ していたわけだ。 …それにしても黒猫さん、3回はヤってると思うんですが、あんたタフっすね… 88 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/24(水) 01 03 04 ID n4XRnEPK [3/3] この後もギャグというかイチャつく展開しか思い浮かばないですw 173 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/25(木) 02 18 57 ID XjPRTX/i [1/2] 大作の後に小ネタを投下 コーヒーブレイク感覚でどうぞ 「うわぁぁぁぁぁっ!!」俺は自分の叫びに驚き飛びおきた。よく思い出せないが、何か随分と酷い夢を見たようだ。 俺は落ち着こうとベッドにもう一度横たわった。すると右側から 「随分うなされていたようね」 さらに左側から 「怖い夢でも見たんですかお兄さん」 驚いて左右を見ると右には黒猫、左にあやせがいた。さらに二人は…全裸だった。 「さすがの獣も私達二人を相手にしてお疲れかしら?」 え? 「まぁ私達を、へとへとで動けない位責めたんだから無理もないですよ」 えぇ~!?それって俺が黒猫とあやせとその…しちゃったって事ですか!しかも3Pって…… 茫然としていると、部屋の扉がノックされた。 マズイ!誰だか知らんが、誰であろうとこの光景を見せる訳にいかない。 「だ、誰だ」 恐る恐る声を掛けると聞き覚えのある声が返ってきた。 「きょうちゃん…わたし…」 ま、麻奈美?何と言うタイミングで…何とか部屋に入れないにしないと。 すると麻奈美は都合よくドアの向こうで喋りだした。 「あのねきょうちゃん。私今日病院に行ってきたんだけど…」 何故だろう、酷く不吉な予感がしてきた。 「私…三ヶ月だって。半年先にはパパだよ」 ハイ!不吉な予感当たりました!しかし不幸な展開はまだ続いていた。 黒猫とあやせがゆらりと上半身を起こし、俺を見下ろしていた。 「たんぽぽみたいに、どこにでも種を蒔く獣だこと」 「お兄さん?説明……してくれますよね?」 「黒猫、あやせ…こ、これは…」 『これは?』 二人がハモりながらズイッと詰め寄ってきて―― 「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」 俺の部屋だった。見慣れたいつもの風景にホッとしていると 「大分恐い夢を見たみたいだね」 !?さらに続けて 「でも、たとえ寝言でも恋人の前で他の女の名を呼ぶのは感心しないな」 恐る恐る振り向くとベッドには赤城浩平が横たわっていた。 うん、これも夢だ、夢に違いない。嫌、夢でなければおかしい!早く起きろ俺、目を覚ませ俺! よし目をつぶって1・2・3で目を開ければ起きるはず 1…2…3! そして俺は目を開けた そこは…………………… 174 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/25(木) 02 21 17 ID XjPRTX/i [2/2] コーヒーブレイクというより京介の心がブレイクしたような… 続き物の方が詰まって気分転換に書いた 反省はしてない 197 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/25(木) 19 11 39 ID tMhYJh0Y [1/2] クンカー系のSS見てて思うんだけどクンカーってことをどうしてカミングアウトしないんだろう? 特にあやせの場合は京介なら多少は悩めど受け入れそうなもんだろうに。 201 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/25(木) 20 07 52 ID XjPRTX/i [3/4] くんかワールドの京介か… 「あやせ…お前が俺のパンツを盗んでクンカしていたなんて…」 「ごめんなさい!どうしても我慢できなくて」 「お前のせいでパンツが足りなくなって困っていたんだ。責任は取ってもらうぞ!」 「責任って…?」 「スカートの中に頭突っ込んで直接あやせのパンツをクンカさせてくれ!これでおあいこ…」 ブーーーーッ! 「刑事さん、俺なんでこんな事になっちまったんですかね…」 「それを考える時間はこれからゆっくりある」 うnどう見てもBad Endだな 205 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/25(木) 20 40 48 ID F42DjGIB [1/3] 202 京「んなことやってねぇで、直接匂い嗅げよ…」 桐「あ… 兄貴… いいの?」 京「ああ… なんなら舌で味わっても構わないぜ」 桐「うれしい…」 京「あだだだ! 咬むな咬むな!」 206 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/25(木) 20 56 25 ID FeJ+P1XK 桐乃「嗅 が な い か」 桐乃「ところでこのパンツを見てくれ。こいつをどう思う?」 桐乃「あたしは兄貴だって構わずクンカしちゃう女なんだよ」 こんな台詞が思い浮かんだ俺はもうダメかもしれん 207 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/25(木) 20 58 31 ID rXWPZQ90 [2/3] 202 5巻の段階で、京介もきっちり桐乃のパンツをくんかくんかするようになってただろう。 「俺がこうなったのも、妹の影響です」 208 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/25(木) 21 14 52 ID tMhYJh0Y [2/2] 「俺の服の匂いを嗅ぐのが好き、ねぇ。変わった趣味してんだなお前」 「う、うっさい! しょうがないじゃない! アンタの匂いが、その、すっごく心地よくて気持ちいいんだから! だから悪いのは全部アンタ!」 今まで俺の服とかを盗んでたことまで全部俺のせいにしやがったよこのアマ! だが心の広い俺はこんなことではいちいち怒ったりはしない、これでも桐乃の兄貴だからな。 「はいはい。ところで桐乃、普段はどんな風に匂い嗅いでんだ?」 「普段って……まあ、やって見せてもいいけど。そのかわり約束して。今からすることを見ても絶対に軽蔑したりしないで、お願い……」 「軽蔑ってずいぶんと大げさだな。心配すんな、こんなことくらいじゃ俺はお前を嫌ったりしないって」 「ホント? もし嘘吐いたら焼き土下座だからね! じゃ、じゃあ見せてあげるからパン……じゃなかったシャツちょうだい。今着てるやつね」 気のせいだ、桐乃が俺のパンツを欲しがっていたのはきっと気のせいだ、仮にあやせだったとしてもそれはきっつい。 「ホラよ。じゃあ見ててやるから(ま、匂いを嗅ぐだけだからな。大したことにはならねぇだろ)」 甘かった、俺はクンカーという人種を甘く見すぎていた、目の前の桐乃は何か悪い霊に取り憑かれたかのような奇態を取り続けている。 すでにトランス状態に入って俺に全く気付いていない桐乃を見て俺は決意する、どれだけ時間が掛かろうともクンカーから足を洗わせようと。 とりあえずあやせにでも相談しよう、あやせならこんな桐乃を見てもドン引きしたりしないだろうと。 実際問題、桐乃が京介にクンカーをカミングアウトしたらこんな感じになると思う。 209 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/25(木) 21 31 26 ID F42DjGIB [2/3] 208 桐「ここから出して兄貴!」 京「少しの辛抱だ桐乃。そこで禁断症状をやり過ごすんだ」 桐「ぱんつを… はやく兄貴の脱ぎたてのぱんつをちょうだい… ぱんつかないとあたし…」 京「我慢するんだ! お前は強い、自分の力で呪わしい悪癖を絶つんだ!」 桐「兄貴のぱんつが欲しいぱんつを嗅ぎたいぱんつぱんつぱんつ… うあああー─ッ!!」 235 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 00 54 27 ID iS0GNgxS コミケであやせと出会ったら、あやせもおたくだったでござる。 ってパターンを考えるやつはいないのか。 これだとあやせがあやせでなくなるからか? 236 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 01 01 34 ID IzUVSfyk [1/2] 好感度高いままかつ、あやせが桐乃のオタク趣味を知ってるのなら、 コスプレ話 あやせ「こ、こんなえっちなの着られるわけないでしょう! お兄さんの馬鹿っ! ばかばかばかっ!」 京介「でも、俺は、お前がこんな格好をしているところを見たい」 あやせ「なっ…………かあっ!」 とか、 6巻のサプライズプレゼント あやせ「お兄さん……どう、です……かっ」 京介「い、EXタナトス!?」 あやせ「はい……お兄さん、その、見たいって言ってたので……きゃっ!」 ぎゅっ! 京介「はぁ……はぁ……あやせ、あやせっ」 あやせ「お、お兄さん、落ち着い――――んむっ」 京介「ちゅ――――」 あやせ「――――ぷはっ。わ、わたしの、はじめての、キス、お兄さん、キス、え?」 京介「あやせ、好きだ、好きだっ」 あやせ「だ、だめ、胸揉んだら、わたし、ひゃっ! 耳なめられたら、なにこれ、こんなっ」 京介「ごめん、止まれない――――」 あやせ「だめっ!」 ドンッ! 京介「あ…………ご、ごめん」 あやせ「お兄さん…………………っ……。 わたしのこと、好きなら、もっと、ゆっくり、優しく、お願いできませんか」 京介「え?」 あやせ「わたしも、お兄さんのこと、前から、いいなって思ってました。…………うぅん、私と桐乃の仲を取り持ってくれたり、あれこれ世話を焼いてくれたり…………ずっと、好きでした」 京介「あやせ……」 あやせ「でも、だからこそ、お兄さんとは、きちんとしたいんです。大切な、思い出ですから…………」 京介「ああ……んっ」 あやせ「ちゅっ…………」 こうか 239 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 01 14 47 ID tapSbAXu 「わ、私にだってオタクな部分はあります!」 「へ、へーそうなんスか」 235的なことを言ったらあやせに怒られた。 「だいたい、桐乃だってアニメだけにオタクじゃないじゃないですか。 ファッションにだって凄く詳しいし、陸上に対しても私じゃ知らないこと沢山知ってます」 ま、まあ確かに、その分野について情熱もってんのはオタクってこったろうな。 そういう意味じゃ、新しい和菓子メニュー考える麻奈美は料理オタクって言えるのかも知れないし 赤城だって妹オタ……じゃなくて、サッカーオタクな部分も確かにある。 「で、あやせはなんのオタクなんだ?」 「え? ……そ、それはですね……わ、私はお、お兄さんオタクです!」 へーそうか、あやせは俺オタクなのかー……ん? 「例えばですね、お兄さんのパンツの色の割合は赤3、青2、緑1、黒1ですけど 私としてはもう少し青が多い方がいいと思ったりしましけどね。それはそれとして 最近はチェック柄のパンツがヘビーローテーションだと思います。 お兄さんが使用しているパンツと同じモノを用意してすり替えているワケですが このローテーションを把握しておかないとお兄さんのパンツを手に入れることが……」 精神的な負荷を受けた俺は気絶した。 392 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 17 26 20 ID msKQM4+r あやせ「お兄さん、今日のお弁当はお兄さんの好きなもの沢山用意しましたからね」 京介「そいつは嬉しい。嬉しいんだが、俺の好みなんて何時の間に把握した?」 あやせ「もちろん、お姉さんからです」 あやせ「お兄さん、そのシャツにははグレーよりカーキ色のコートの方が似合うと思いますよ。 私はこれでもモデルですから、洋服のセンスには自信あり、です。今度はそうして下さい」 京介「そうか、次から気をつけるぜ。気をつけるが、俺の洋服タンスの中身をなんで知ってるんだ?」 あやせ「もちろん、桐乃から聞いたんです」 あやせ「お兄さん、国語の成績が落ちたみたいですね。いかがわしいゲームとかしているからじゃないですか? わかりました、今日は一緒にお勉強しましょう。私の部屋ならお兄さんを惑わせるイヤらしいものもありません!」 京介「あやせの部屋で勉強なんて、俺の部屋以上に集中できない気がするが それはそれとして、なんで俺の成績をお前が把握しているんだ?」 あやせ「もちろん、お姉さんに教えて貰いました」 あやせ「お兄さん……どうですか? 伊達ですけどメガネをかけてみました。 お兄さんはメガネフェチですから、凄く興奮しているでしょう?」 京介「ああ、スゲー興奮してお前を押し倒しちまったが、なんで俺の好みを知っているんだ?」 あやせ「もちろん、桐乃から聞き出しました」 429 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 01 39 39 ID RW8aPG5o [1/2] ある休日、桐乃は朝からあやせや加奈子を連れて遊びに行ったのを機に、麻奈実を自宅に呼び寄せる京介 親も出かけていてふたりきりというシチュエーションに少しどぎまぎしながらも、一緒に勉強したりしながらいつもの夫婦然としたまったり空気になる 昼は京介が出前を取ろうとしたところを麻奈実がせっかくなので腕を奮いたい申し出る しかし冷蔵庫が空だったためふたりで買い物に出かけることに 途中でクラスメートに遭遇して冷やかされたりしながらの帰り道、天候が崩れ急な雨に降られてしまう 急いで帰るもふたりともびしょ濡れで、京介は麻奈実にシャワーを勧める 麻奈実の濡れた服や下着を乾燥機に放り込み、京介は服の替えにスウェットでも持ってこようと自室へ向かう 桐乃「あー、雨降ってくるなんてチョー最悪! 予定狂ったじゃない! 映画もつまんなかったし! あやせ、加奈子、タオル取ってくるからちょっと待っててね」 ガラッ 麻奈実「あ、桐乃ちゃん? おじゃましてます。ごめんね、いっぱい濡れちゃったから京ちゃんにお風呂使わせて貰ってたの。もう少しで終わるからちょっと待っててね~」 桐乃「」 玄関 あやせ「嘘……嘘嘘嘘! だって桐乃は今日親が出かけるから昼間はお兄さんしかいないって言ってた。桐乃はローファーなんて履かないから、ここに女物の靴があるはずないのに……!」 加奈子「キヒヒ! 女連れ込んでんに決まってんじゃん。もしかして今頃ヤってる最中じゃね。覗いみっかな」 以下地獄絵図 だれかこんな感じのSS書いてくれ 476 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/30(火) 22 05 19 ID w8cMJcEN サングラスと黒いコートに身を包んだ女達が、都内某所に集っていた。 ビルの最上階、赤い、豪奢な装飾の施された椅子の座り心地はとても良い。 しかし、そこに座する少女達は身を固くしたまま、中心のテーブルを挟んで向かい合う。 輪になった彼女たちの中で、この場所を提供した沙織が口を切り出した。 「ではトレードを始めましょう」 それでも暫く沈黙が続いたのだが、意を決した一人の少女がボイスレコーダーを差し出した。 少女――新垣あやせは、ボイスレコーダーのスイッチを入れる 『結婚しよう』 少女達にざわめきが走る。 ライトブラウンの少女が舌打ちしながら、叫んだ。 「兄パン3枚、3枚でどう、あやせ?」 「ほほぅ、流石はきりりん氏、潤沢な資金力ですなぁ」 沙織の言葉は他の少女達の気持ちを代弁していた。 パンツ3枚…… たしかに京介の『結婚ボイス』は欲しい。兄パン1枚と交換しても惜しくない 誰もがそう考えた時、桐乃はポンとパンツを3枚繰り出してきた。 兄ボイスを出品したあやせも、ゴクリと喉を鳴らしている。 トレードは成立しかけている。 二人のモデル少女以外は互いに目配せをする。 いいの?結婚だよ?京介の結婚ボイスになら兄パン4枚出しても手に入れるべきじゃないの? そんな逡巡と、しかしトレードは始まったばかりだという計算。 序盤で兄パン3枚を繰り出す桐乃は一体どれだけの資金を持ってきたのか? (ブラフなのではなくて?) 赤いカラーコンタクトの少女――黒猫は桐乃を怪しむ。いきなり兄パン3枚はいくら妹とはいえ出し過ぎだ。 つまり、この3枚というのは桐乃にとっても大きな出資で、しかし最初に3枚も繰り出すことによって 桐乃の持ち兄が沢山あるのだと、他の少女に牽制を仕掛けたのではないか、ということだ。 (ブラフではないでしょう。ですが、京介お兄様の『結婚』はきりりんさんにとっては どれだけ兄パンをつぎ込んでも手に入れたいものであったはず……) 黒猫と同じ疑問を抱きながら、その原因を別の所に見いだしたのは、このトレードの口火を切った沙織だった。 桐乃は妹だ。京介とと結婚することはできない。だから京介の『結婚ボイス』は桐乃はなんとしても欲しかった。 それであるならば、と沙織は「お兄パン4枚!」と声を張り上げた。 これは実は沙織が所持する京介パンツの全てである。 しかし、桐乃は『結婚ボイス』を手に入れるために5枚以上張ってくる。 沙織は『結婚ボイス』は既に諦めていた。しかし、桐乃の資金は今後の事を考えて減らしておいたほうがいい。 友人を騙すことは気が引けたが、沙織とて、今日のトレードで京介グッズを増やしたいという乙女心はあった。 「兄パン5…いや、6枚!!」 桐乃はやはり被せてきた。会場がざわめく。 桐乃が兄ボイスを落札するのは目前に思われた。 「待てよ。加奈子はこれを出すっての」 この中でもっとも小柄な少女――加奈子が出したのは、銀紙に包まれた小さな物体だった。 「マネージャーだったから、口臭気にしてたしさ、ミントのガム噛んでたんだよね。 どーよ、あやせ。結婚ボイスじゃ釣り合わないだろ? もっと手持ちの出せよ。したら交換してやんよ」 桐乃が悔しさの余り、机を拳で叩いた。 そろそろ行数制限だ。クンカーたちの戦いは始まったばかりだが、ここで筆を置くとしよう。 493 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/01(水) 03 00 21 ID iPTKJFo9 [1/2] 「最近寒いな……こういう日は鍋でも突っつきたいよなぁ」 そんな俺の何気ない一言に 「下らないわね。闇の眷属である私が人間と一緒に鍋を囲めというの? 別に構わないのだけれど、私の障気に当てられた鍋を人間が食することができるかしら?」 「アンタとあたしの箸を同じ鍋に入れるなんて、考えるだけで身震いするんですけどー」 オタク二人がいつものように毒舌をかまし 「ほうほう、拙者、みんなで鍋というものは体験したことがないでござる。 興味深いでござるな。鍋パーティ……さっそく手配するでござるよ」 沙織は手配なんて大げさな事を言い出した。 んで、職人に作らせた土鍋で行わせる沙織主催の鍋パーティに できるだけ沢山の知り合いを呼んで、盛大にやる筈だったのだが…… 「赤城よ……今頃俺達は鍋を囲んだ美少女達に囲まれている筈だったんだがなぁ……」 「そうだな、高坂。パーティを盛り上げる為に、グッズを買おうっていうお前の気遣いに、 俺も瀬菜ちゃんを先に行かせて、一緒に買い出しに付き合ったんだったな」 「けどよ、やっぱアキバでパーティグッズを買おうとしたのが間違いだったよな」 「ああ……お前がメガネモノAVなんか買わなけりゃなぁ……」 「テメーがかったオナホをパーティグッズだと言い張るなら、俺はテメーをぶん殴るぜ」 「まさか職質にあうとはなぁ……」 「お前が挙動不審だったからだろ」 「速攻で逃げ走ったお前がいうな」 「ウチは親父が警官なんだよ。つーか、テメーだって逃げたじゃねーか」 「警察から逃げるために、タクシー乗るか普通?」 「タクシー乗ったからって、「北へ!!」なんて言うか、普通」 「バカヤロウ、逃避行は北って決まってんだろーが」 「沙織ん家は南なんだよ! つーか所持金ねーよ。帰れねーよ!!」 「兄貴達来れないって? ったく、せっかく沙織が招待してくれたのに、何考えてるんだか」 「お兄ちゃん、鍋よりも高坂先輩と二人きりになることを選んだんだ……うへへへ……」 「何コイツ、急に変な声上げんなよ? 乳デカイしさー。キモ! つーか鍋まだかよ…チンチン」 「加奈子、初対面の人にそれは失礼でしょ」 「ふ……人間とは愚かな生き物ね……空腹で自制心を失ってしまうのだから……」 「わ、私、お腹すいてないです!」 「ブリジットちゃんもお腹空かせているみたいだし、きょうちゃん達は来られないみたいだから えっと、沙織ちゃん……だっけ? 私達だけではじめちゃおっかぁ~」 「そうですわね。では明かりを消しますわ」 みんなの顔に「?」マークが浮かぶ。何故に明かりを……? 「だってそれが鍋の作法なのでしょう?」 「はぁ? それは鍋は鍋でも闇鍋……黒いの、アンタ……!?」 「闇の世界と人間の世界では鍋のルールが違ったようね……」 「汗掻きながらいうことかーーー!!」 「闇鍋~? だから加奈子達にも食材もって来させたってわけか」 「闇鍋ってなぁに?」 「暗闇の中で持ち込んだ食材を鍋に放り込んで、何を掴んでもそれを食べる鍋、ですね」 「面白そう!」 「そ、そうでしょう? 貴方、なかなか素質があるわ。私の血を与えてあげてもいいわよ。 ふ……それに比べ、たかが闇鍋如きに恐れおののく惰弱な輩ばかり……」 「上等じゃない、闇鍋やってやろうじゃないの!」 「加奈子が闇鍋ぐらいでキャーキャーいうとかナメてんじゃねーっつの!」 「桐乃、加奈子!?」 「あらあら、何か手違いがあったようですが、このまま進めても大丈夫そうですわね」 そうして明かりが消え、各々が持ち込んだ食材を鍋に入れ、箸を突っ込み、闇鍋が始まった。 闇の中、誰かが叫んだ。 「ハムハム……あれ? これ……パンツ!?」 498 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/01(水) 06 22 15 ID iPTKJFo9 [2/2] 明かりをつけた少女達の目に飛び込んできたのは、鍋に浮かんだ男モノのパンツだ。 一体何故? 誰のパンツなのか……。そしてだれがパンツを食べたのか? 全てが謎のままだ。 瀬菜が箸でパンツを摘むと、その匂いを嗅いだ。 「スンスン……お兄ちゃんの匂いじゃないです」 「じゃあまさか……お兄さんの!?」 「ええ!? きょうちゃんのパンツなの~」 「別に桐乃の兄さんのパンツとは限らねーっしょ」 「じゃあ加奈子はお兄さんのパンツと知らない男の人のパンツ、どっちがマシ?!」 「……確かに、これが先輩のパンツと考えた方が精神衛生上いいわね」 「桐乃さん、これが京介お兄様のパンツかどうかわかりませんか?」 「は? なんであたしが兄貴のパンツを判別できるわけ? そんなのできるわけないじゃん!」 「あら、貴方は先輩のパンツの匂いを一番良く知っていると思ったのだけれど?」 「じゃあ私が嗅いでみるよ~きょうちゃんの匂いなら分かるかも?」 「はあ! 他人のアンタに兄貴の匂いが分かるわけないじゃん! ここは妹のあたしが、 アイツのパンツ嗅ぐなんてイヤだけど、仕方ないから、あたしが嗅ぐ!!」 鍋の汁が滴るパンツに、桐乃は鼻を近づけた。 「……多分、兄貴のパンツだと思う」 「120%、先輩のパンツということね」 「ですわね」 黒猫と沙織の発言に、癇癪を起こす桐乃をあやせとブリジットが押さえる。 「んじゃさー、それぞれ持ち寄った食材を言えば?」 「ふっ…体型と一緒で貧相な発想をしているのね。 先輩のパンツを入れた本人が名乗り出ると思って? まして一人一つというルールも無かったわ。 つまり、犯人は普通の食材と、先輩のパンツ、両方を持ってこの会場にやってきた……ということも考えられるのよ」 「テメーむかつくんですけど? 頭いい子ぶってんじゃねーよ、結局犯人分かってないじゃんかよ」 「でもお兄ちゃんのパンツなんてどうやって用意するんですか?」 ブリジットの疑問に、みんな一斉に桐乃を見つめた。 「桐乃……まさか……」 「あやせ、落ち着いて! 目に光を取り戻して!! みんなも、考えてみてよ! なんであたしが兄貴のパンツを鍋にいれなきゃいけないの? 闇鍋なら誰が食べるかわかんないじゃん! そんな勿体ないこと、あたしがすると思う!?」 「高坂先輩のパンツをみんなにも味わってもらおう、そう考えてこの行動を起こしたとしたら その人は自己犠牲と、奉仕精神に溢れた人ということになりますね。ハァ…どうせならお兄ちゃんが食べてくれれば良かったのに」 「でも、桐乃だって責任感強くて、思いやりがあるよ! その条件で外れるのは加奈子ぐらいでしょ!」 「あやせテメー、ふざけてるんじゃねーぞ」 「そうです! かなかなちゃんは子分にはお兄ちゃんのパンツの匂いぐらいは嗅がせると思います!」 「どのみち、候補から外れるのはこのメルルもどきと、ベルフェゴールだけのようね」 「はぁ? 加奈子と地味子に紛れて、自分も候補から外してるんじゃないわよ!」 「あらあら、桐乃さんは黒猫さんを優しい人だと思っていらしたのですわね」 「ちっ…違う! あたしはただ、この黒いのが探偵気取りで自分を容疑者から外すのが気に入らなかったからで…… っていうか、沙織、アンタが一番条件にあってるんだからね! いつも私達を優先して、友達を大切にしてさ!」 「桐乃……私だって、いつも桐乃のことを優先して、大切にしてきたのに……」 「この鍋パーティの主催者にして、鍋の持ち主である沙織……確かに一番怪しい人物と言えるわね」 「五更さん、その場合、沙織さんはどこから高坂先輩のパンツを……?」 「ぐ……そこがこの推理の辛いところね。パンツの入手なら、そこのビッチかベルフェゴールが一番難易度が低いのだけれど……」 「ふぇえ!? わ、私はきょうちゃんのパンツは盗んだことなんてないよぉ~」 「お姉さん! 今、パンツ“は”っていいましたよね!?」 「やはり人間の姿をしていてもその本性は隠しきれないようね、ベルフェゴール……私が貴方に福音を授け、その肉体を消滅させてあげるわ」 「か、かなかなちゃん!?」 「あんだよ、今面白いところなんだからよー」 「鍋の底に靴下が…ッ!」 流石にもう続かねぇよ? 593 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 00 37 40 ID 3/H2+FTI 別にそれも悪くはないと思うけどなー 試しにやってみたw 沙織(管理人) :そうなのですか……(´-ω-`)ムゥー †千葉の堕天聖黒猫† :やはりそこまでいくと、手縫いでは敷居が高すぎるかもね 【きりりん@兄貴自爆中w さんが 入室しました】 沙織(管理人) :きりりんさん、こんばんは~ †千葉の堕天聖黒猫† :あら、来たのね きりりん@兄貴自爆中www:こんばんは~( ∀ *) きりりん@兄貴自爆中www:チバちゃんちぃ~っすw †千葉の堕天聖黒猫† :チバじゃないと言ってるでしょう!大概しつこいわよ貴女…… きりりん@兄貴自爆中www:だwかwらwwwチバにしか見えないっつってんでしょw 沙織(管理人) :まあまあ(^^; 沙織(管理人) :ところできりりんさん、京介お兄様がどうかなさったんですの? きりりん@兄貴自爆中www:そーそー、聞いてよ!マジウケルんだけどw †千葉の堕天聖黒猫† :貴女いちいち草を生やさないと話せないの? きりりん@兄貴自爆中www:うっさい、チバ子w きりりん@兄貴自爆中www:それがさ~あ、さっきまであの馬鹿兄貴、親に正座させられて説教くらってやんのw 沙織(管理人) :あらあら、お兄様にしては珍しいですわね? †千葉の堕天聖黒猫† :そうね、そこのプッツン娘ならともかく きりりん@兄貴自爆中www:あたし今日クラブで遅かったから現場押さえてないんだけど きりりん@兄貴自爆中www:いちいちうっさい!電波に言われたくないっつーの! †千葉の堕天聖黒猫† :だ、誰が電波ですって!? きりりん@兄貴自爆中www:あんたよあんた!あwんwたwwwwっうぇw 沙織(管理人) :ちっとも話が進まないじゃありませんの!(#^ω^) うん、すまんw確かに上手くやらんと行数増えるばっかりだわw 594 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 00 52 23 ID aJfwWFQy あやせ「だ、ダメですっ! えっちは、だめ、なんですっ、…………んんぁっ!」 京介「でも、あやせのここは欲しがってるみたいだけど?」 あやせ「それでも、だめ、なのぉっ!」 京介「んー、じゃあ、素股にしよう」 あやせ「すま、た?」 京介「ああ、こうして、下を裸にして…………ここに、こすりつけるんだ」 クチュ…… あやせ「あ…………♪ これなら、入れずに、気持いい…………♪ もっと、してくださぃ…………」 京介「ああ…………!」 パンパン、パンッ! あやせ「あ、んっ……ひゃぁっ、わたしの、間に、お兄さんのが、ビクビクって…………! まだ、大きく、なるんですか……っ……お兄さん、気持ちいいですか?」 京介「ああっ……すごく、いい…………!」 あやせ「すごい、硬く、なって…………! すご、しゅごい、よぅ…………お兄さんの、くり、とりす、当たって…………! ん、あっ…………はうぅ、あ、あぁぁ、ぁぁあああああぁんっ!」 京介「……………………」 にゅるるっ………… あやせ「あ、あっあっ! ……あれ? ばしょ…………ずれて、ません?」 ――――グッ……! ヂュッ、プツッ、ブツンッ! あやせ「や――――――――あぁああぁぁっ! だめ、はいって、入っちゃいますぅっぅうううううっ! あれ? なんで、あんまり、痛くない…………?」 京介「…………俺達、相性もいいのかもな? 動くぞ」 あやせ「待――――ふわあぁぁああぁっ! だめ、なんで、とろけちゃいますっ! はじめて、なのにっ! 無理矢理、されてるのに、なんでえっ!」 京介「それは、本当はこうして欲しかったからだ」 あやせ「こう、して、ほしい? こんな、なか、じゅぽじゅぽされたい、わたし!? ああっ、えっち、はれんち、やぁっぁあああああああっ! もっと、はれんちにしてくださいぃっ!」 小ネタ書いてみたけど、台詞だけってこんな感じかな。 618名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 25 31 ID l5kypx4/ お仕置き 「死ねっ! 変態!」 げしっ! 「痛ッテェなオイ!」 休日の昼下がり、洗面所から自室に戻ろうとしたところ、これからシャワーでも浴びるのか着替えを持った桐乃とばったり出くわした。 その時に着替えを落としたもんだから、親切心で教えてやったというのに、返ってきたのは罵声と蹴りである。 「お前が着替え落としたのを教えただけだろうが!?」 「うっさい! アンタがあたしの下着をエロい目で見た事が問題なの!」 見てねーっつーの、どんだけ自意識過剰なんだよ。 「だからって蹴る事はないだろう」 「ふんっ、蹴られて当然でしょ」 こんな理不尽が許されて良いのだろうか、いや良くない。 今日こそはビシッと言って兄の威厳を取り戻さねば。 しかしどう言ったものか……そうだ。 「いいか桐乃……お前がそういうつもりなら、こっちにも考えがあるぞ」 「はあ? どうするっての?」 俺はククク、と悪役っぽい笑みを浮かべながら、 「今度お前が俺を蹴ったら、キスしてやるからな!」 な、と固まる桐乃。 「ほ、本気で言ってるワケ!?」 「ああ本気だとも! 男に二言はない!」 じりじりとにじり寄る俺、後ずさる桐乃。 こうやって脅しをかけておけば、そうそう手出しは出来まい。 「それが嫌なら今後はもう少し大人しく――」 「バカッ! 寄るな変態!」 げしっ! 「あっ……」 蹴りやがったコイツ。少しは後先考えろよ。 しかしこの展開は予想外だ、どうしたものか……。 俺が逡巡していると、 「ふ、ふん、どーせ口だけなんでしょ? アンタにそんな度胸あるワケないし」 コ、コイツ……! 「ぷくく。なーにがキスしてやるからな、よ。あたしがそんな脅しに屈するとでも思ったワケ? 超甘々なんですケド」 だあああ! 言わせておけば! もう我慢ならん! 「男に二言はない、とか笑っちゃ、んむっ!?」 俺は桐乃の背中に手を回して、唇を塞いでやった。 暴れるかと思ったが、驚きのあまり硬直しているのか抵抗らしい抵抗はない。 しばらくして唇を離す。 「…………」 あれ? 妙に大人しいなコイツ。てっきりビンタでもされるのかと思ったが。 予想に反して俯いたまま動かない桐乃、よく見ると顔が赤いような……。 ヤベ、なんだこの状況。勢いでキスまでしてしまったが、今更ながら恥ずかしくなってきた。 「こ、これに懲りたら態度を改めるんだな」 いたたまれずにそそくさと立ち去ろうとする俺。すると、 げしっ ……また蹴りやがったコイツ。 おそるおそる振り向くと、桐乃は真っ赤になってそっぽを向いている。 「……別に、懲りてないし」 俺はもう一度桐乃の唇を塞いだ。 その後も桐乃はちょくちょく俺を蹴ってくる。 ただし、部屋で二人きりの時だけだが。 625 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 15 34 38 ID BuuSAN2Q [2/6] なんか 618みたら続きっぽいネタが浮かんでしまった。 書いて良いものかどうかw 628 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 16 15 13 ID BuuSAN2Q [3/6] 前置き。 終わらせてません。 続きは需要がありそうだったらどっちか、書くつもり。いやもしかしたらどっちも書く羽目になるかもしれないがw 先に 618さんにあやまっておく( 629 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 16 15 53 ID BuuSAN2Q [4/6] 「お兄さん。桐乃の事で相談があります。」 そう言われた瞬間、俺はどきっとしてしまった。もしかして俺が桐乃に不可抗力とはいえ手を出してしまった事がばr 「あの、もしかして今忙しかったですか?」 「そんな事はない。お前の呼び出しなら直ぐにいくさ」(キリッ 即答だった。今でも愛しいこのラブリーマイエンジェルあやせたんにこんな事を言われて、着いて行かない訳がないじゃないか。 「…お兄さん、何時もそんな感じなんですか?」 「ふ、安心しろあやせ。俺がおかしくなるのはお前の前だけさ。」 「通報しました」 ビー 辺り一帯に防犯ブザーの音が鳴り響く。 ※「これは防犯ブザー!?不審sy・・・なんだまたあの子達か。通常業務に戻ろう」 ※二人には聞こえてません悪しからず。 「おーけーおーけー。落ち着こうあやせ。謝るからその物騒なものをとめてくれ。」 「はぁ…まったく。だからお兄さんと会う時はこれが欠かせないんです。」 と言いつつ止めてくれるあやせたん ありがてー ・・・いやそもそもそう軽々しく鳴らさないでくれってのが正しいのか? 「で、なんだ?相談ってのは。」 「はい、桐乃の事ですけど、最近なんだかぼーっとしてる事が多くてどこか上の空って感じで。それで何かお兄さんに心当たりないかなーっと。」 「…」 やばい心当たりしかない。あいつにキスしてしまったせいで、あいつその事を思い出して… 「い、いやあ~こ、こころあたりないでおじゃるよ~あ、あやせ氏~」 「嘘ですよね。目線も泳いでるし言葉遣いも変ですよ?まさか!? ついに桐乃に手を出し!?」 「えーあーいやあのですねあやせさん?そのとりあえずそのえっと・・・」 「言いましたよね?桐乃に手を出したら・・・って」 あ、終わった、きっと俺は加奈子と同じ場所に埋められる。我が生涯に悔いしかねぇ。 「…あの、そんなに怖がられると傷つくんですけど。」 「いや、だって・・・なぁ?」 「だってじゃありません!とりあえず事情を説明してください!通報するのはそれまで待ってあげますから!」 あ、やっぱされるんだ通報。でも逃げても状況悪化するだけだよなー仕方ない と俺は決心して桐乃にキスをした状況を説明した。 630 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 16 16 19 ID BuuSAN2Q [5/6] その説明を聞いたあやせはしばらくぶつぶつと独り言のようにつぶやき出し 「…思ってた以上に酷いシチュエーションじゃないですかこの変態!」 俺にあやせのハイキックが炸裂する。あ、やっぱあやせは白か そんな事を考えながら倒れた俺。 「くぅ・・・今回ばかりは否定できねぇ・・・そのなんだ・・・ん?あやせ?」 そこで俺は気づくあやせの様子がおかしなことに。 「・・・お、お兄さん。わ、私も思いっきり蹴ったんですよ?なら・・・」 「・・・は?それってどういう・・・」 瞬間俺は頭の中が真っ白になった。何を言ってるんだこいつは。ラブタッチのやりすぎで頭がおかしくなったのか? 「だ、だから私も思いっきり蹴ったって言ってるんです!!」 「・・・」 えっとその、つまりはそういうこと・・・なのか?あやせはその、桐乃に俺が言った事を踏まえた上で俺を蹴ってきた。 で、その罰を与えてくれ・・・そういうこと・・・なのか? いやだがまて。あやせに手を出すってことはその、色々裏切る事に・・・それにその、これは罠の可能性も・・・! もしくは、こいつは自分が俺の相手をするから桐乃にはもう手を出すなと遠まわしに・・・いやでも・・・ってあやせがなんだか泣きそうな感じに!? 「・・・やっぱり私じゃ駄目なんですか?私・・・ずっと前からお兄さんの事・・・」 ここまで言わせるなんて俺はなんて情けないんだ。そうだよな。 でも…あやせと桐乃二人共を選ぶなんていけない事だろう。 俺はどっちを選ぶべきなんだ・・・? 1、「すまん、あやせ。桐乃に悪いから、やっぱり俺はお前にはそんな事は出来ない」 2、「そこまで追い詰めて、すまなかったあやせ。ごめんな。」 3、桐乃!あやせ!お前達は俺の翼で天使だ! 俺の選んだ選択肢は… 続く 668 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 23 04 51 ID /fkSOnQr [1/2] 流れ無視して地味子さん誕生日おめでとうSS投下……面白くないけどこれだけ垂れ流してトンズラ。 「日付……変わったね~」 「そうだな」 「えへへ……私の方がお姉さんだ……」 「たいしてかわらねーよ」 「ごめんね……『お兄ちゃん』って読んであげられなくて」 ……ぴとっ。 おい……その、近すぎるっつーか、だな。 「桐乃ちゃんやあやせちゃんみたいな綺麗な妹さんが欲しかったんだよね~? しすこんさん……くすくす」 「アホ抜かせ」 そーいや、今日はお袋や親父は法事で福島まで出かけてるし……桐乃は……あやせんちでパジャマパーティーだっけな(俺も行きたかったなんて思ってねーぜ? いやホント)。 「ねえ、きょうちゃん……」 「んだよ」 「誕生日プレゼント……欲しいな~って……」 「……さっきやったじゃねーかよ」 「うん……でも、ね。もういっこ、欲しいなあ~って……」 「ちっ……」 わかったよ……大人しくしてろ、寄るな触るな近づくな! ああもう……アレあったっけ……いや、まだそれは……ええい! 「ほら、目ぇつぶれ……い……いくぞっ」 「ん」 えーと……眼鏡って……こういう時外すんだっけ……いやいや、そのだな、まずはそれより……歯、磨いたっけ? 磨いたけど、それからケーキ食ったし……。えーと、えーと、だな……と、とりあえず。 か……肩つかんだけど……どうしたらいんだ……っ! め、眼鏡! いや、鼻は! 顔の角度は! まっすぐ行っていいのか!? いいんだよな! 「……えい」 「……!」 「……ん」 「む……」 「……」 「えへへ~……も~らった~! あ~きょうちゃん顔真っ赤~! わーい」 「ちっ……」 生意気なんだよ……地味子のくせにっ! 「返せこんなろっ」 「えうぇっ!? ……んむっ……ん……」 ばーか、おまえが俺を出し抜こうなんざ、十年早ぇっての……てか……、さ、これからも……よろしくな……。 と言うわけで地味子誕生日万歳、……今はこれが精一杯……。 795 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/05(日) 23 46 05 ID 5D9gR9/T 「問題でござる。拙者の今日のパンツは何色でござろうか?」 「ぶっ…! パ、パンツって!? ジーンズの方だよな?」 「いやいや、その中身でござるよ」 「お兄さん、沙織をそんなはしたない子に育てた覚えはありません」 「そうですわ。私、お兄様に育てられたのではなくて、染められてしまいましたの」 は、はやい……いつメガネを外したか、分からなかった! ええい、槙島のお嬢様は化け物か!! 「もし正解したら、京介氏の好きなコスプレで……エッチして差し上げますわ」 「OK、問題は三択か? 回答数は? 時間制限は? ヒントは?」 「選択もヒントも無しでござる。時間制限は……まあ空気を読んでくだされ。回答数は1回ぽっきりでござるよ」 失敗は許されないってか……萌える、いや燃えるな。 沙織のパンツの色か……やはりシャア専用ならば赤かピンク…… しかし赤とピンクではかなり印象が変わってくるぞ。 沙織の某紀香なナイスボディに赤い下着はもはやGP02のアトミックバズーカレベルの兵器だ。 しかし女の子らしいピンクの可愛い下着も捨てがたい。 おっと、今は俺の好みを考えている場合じゃない。沙織の身体に一番密着している布きれの事を考えるんだ、リアルで。 バジーナを名乗ってるってことはゴールドという可能性もあるな。 しかしゴールドは成金すぎやしねぇか? マジモンのお嬢様の沙織には似合わない気がするぜ。 他に考えられる色はグレーにワンポイントで赤のジオングカラーだが、これは逆に地味過ぎる。 いや待て、確かアフランシ・シャアのガイアギアは白だったぞ。 そもそも沙織バジーナの傾向から考えていいのか? これまでの沙織の傾向から考えてみよう。 ……意外と覚えてないもんだな、沙織の下着の色。 確かこの前は……ガーター付きがエロかったな……あれは良かった。 色は確か……淡いピンクだったな。何度もショーツの上から沙織の秘所をなぞると 触り心地の良いショーツの生地がじんわりと濡れて、沙織のヘアがうっすら見えてきたんだ。 っと、今は色だ、色。 ガーター(Gジェネじゃないよ)の前は……ローライズの黒だったな。アレは面積が小さかった。 引っ張ったら裂けるんじゃねってぐらいで、もうショーツを脱がすのも面倒くさくて 生地の隙間から俺のリヴァイアサンを突っ込んだわけだ。美術館のトイレで。 あん時の沙織はお嬢様モードで清楚な白のワンピースだったのに、黒の下着が透けて見えてて ありゃ、絶対誘ってたね。絵画もヌードモデル多かったし。ま、どんな名画のモデルより、沙織の身体の方が魅力的なんだけどよ。 その前は……アキバでデートしたときか。俺が悪戯心で大人の玩具のお店に連れて行った時だな。 バジーナモードで、一生懸命笑い飛ばそうとしてたけど、メガネの隙間から見える素顔が挙動不審の真っ赤っかでスゲー可愛かったぜ。 俺もとんだSだよな。まあ、そんな沙織と、場所も場所だったからムラムラしちまって、漫喫に連れ込んで一発やっちまった訳だ。 声を出さないように必死に口を押さえる沙織は、もうバジーナモードを保ってられなかった様だったぜ。 あんときの下着の色は……たしかブラックとライトグリーンだったな。 座位の姿勢でヤったから、ちょうど俺の頭んところに沙織の胸があったし、覚えてる。 黒の生地にライトグリーンの細かい刺繍がされていたけど、薄めでブラ越しでも沙織の豊満な乳房を堪能できた。 基本的にバジーナモードの時の方が生地は薄いよな。いつだったか、大事なとこ隠せてねーじゃんかってレベルのエロ下着もあったし。 バジーナの時のオタクファッションは外が厚めのYシャツとジーンズだからじゃねぇかな? お嬢様モードの時は際どいのはありはしろ、エロ下品な下着は無かったと思う。 んで、今はバジーナモードだから……いや、色当てるのにあんまり役に立たないか、この傾向? でもエロ下着ならある程度は色も絞られるんじゃね? 紫とか……今まであったけ? 「――色、君に決めたっ!」 「うっ……せ、正解でござる」 「ふふふ、では確認させてもらおう」 「ま、待ってくだされ京介氏……確認はお兄様の注文をきいてから、ですわ」 「甘いな沙織、俺は沙織のコスプレをした沙織を楽しむつもりだったのだー」 「あんっ…」 「どんなコスプレした沙織より、素のお前が一番魅力的だぜ」 「京介お兄様ったらぁ…んっ…」 金持ちだからゴージャスな下着な気がするけど、中学生相応のチェック柄とか可愛いのでも萌える>沙織のパンツ 836 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 02 51 54 ID asiekGLE ある日、学校から帰ってきて机の引き出しを空けたら 俺の膝ぐらいまであるTV画面とボタンが付いた化粧台みたいな装置が飛び出した。 サイズがおかしいって? 気にすんな 何せコイツに付いてた説明書にはこう書いてあったんだからな 気ままに夢見る機 未来のネコ型ロボットの道具に、質量保存は通用しねぇってこった。 まさに世界はグーチョキパーでみんな違うからaikoでしょってな。 「ふーまさか夢の中で夢を見る機会に出くわすとはな」 頬を抓ってみるが痛い。うん、良くできた夢だね。 まあいいや、コイツは自分の好きな夢を見られるひみつ道具だった筈。 取り敢えず、このRPGのカセットを刺して夢を見てみるか。 ↓ 夢の世界へー ↓ 「ぐへへへへ、京介王子、お前はこの俺、大魔王アカーギの虜になったのだ」 オイコラちょっと待て、俺が攫われた姫のポジションかよ!? おかしくねぇ!? 普通主人公だろ!? お姫様救いにいくんだろ、俺!? 「うへへへへ…お兄ちゃ…じゃなかった、大魔王様、1週間後に京介王子と結婚することを世界に発表しちゃいました!」 「そうか、悪い魔法使いのセーナちゃん。セーナちゃんの頼みなら、大魔王は王子と結婚もしちゃうぞー」 まさかの貞操の危機っ!? つーか、あの魔女、ぜってー魔王を裏で操ってるよ!?! 「はっ、お兄ちゃん、この魔法の水晶を見て!」 「うん? これはコーサカ王国か?」 お、親父っ!! 「むぅ…大魔王に捕まってしまうとは情け無い。やはり国は桐乃に継がせるか」 見捨てられたーーーーーーー!!? 「お父さん、お母さん、あたし、兄貴を助けに行く!」 「危ないわ、桐乃。京介は男だからいいとして、あんたは女の子なのよ」 よくねーよ! むしろこの大魔王兄妹は男の方があぶねーよ!! 「大魔王にとっつかまった超鈍くさい兄貴だけど、あれでも一応兄貴だしさ。 それに兄貴はどうでもよくても、世界もピンチだし、大魔王倒すついでに兄貴も助けてくるから、任せてよ!」 「しかし桐乃、お前一人では……」 「大丈夫です王様! 私も桐乃と一緒に行きます! 私は桐乃の親友ですから!!」 「ふ…黒魔導士の私は闇の世界でも生きていけるのだけれど、報酬次第ではこの女に協力してあげてもいいわ。 尤も、大魔王に攻められている人間世界に、さしたる財宝なんて残ってないでしょうから 報酬は京介王子の身柄、というのはどうかしら? ちょうど人体実験に使う動物が欲しかったのよ」 「ふむ。背に腹は替えられん。大魔王を倒した者には京介を娶せてやろう」 「お、お父さん、それ本当!!」 「だ、大魔王を倒せばお兄さんを頂けるんですね?」 ナレーション「こうして、旅にでた勇者桐乃は、仲間達と共に大魔王の城を目指したのでした」 「もう一週間だと言うのに、まだ城にたどり着かないわ。誰かさんのせいで」(クロネコ しろまどうし Lv30) 「うっさいなー、ちまちまスライム倒す努力が、後で大事になんの!」(キリノ ゆうしゃ Lv55) 「黒猫氏は途中でジョブチェンジしたでござるな」(サオリ きどうせんし Lv63) 「ついにお兄さんを大魔王から取り戻して監禁する時がやってきました」(アヤセ じゅじゅつつかい Lv55) 「加奈子疲れたから帰っていい?」(カナコ めるる Lv99) 「だいまお~さんへのお土産って、これでいいのかなぁ~」(マナミ おばあちゃん Lv80) 「さあお兄ちゃん、じゃなかった大魔王様! ズボっといっちゃって下さい!ズボッっと!」 「早くっ!早く来てくれ桐乃ーーー! 尻が、俺の尻がーーー! 悪夢だーーー!!」 どうしてこうなった? 俺はスライムに服を溶かされる踊り子あやせを見たかっただけなのに…… 852 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 23 29 24 ID DHOeutyn 普通じゃやれないような設定で小ネタでも書くかね ある日目がさめたら猫になっていた 猫である俺に桐乃はめちゃくちゃ優しい 1/100でいいから、この優しさを普段の俺にくれ…… って、桐乃さん、なんで俺のパンツ嗅いでるの? みたいな 856 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 00 29 27 ID 04as9C/1 [1/2] 852 どれ、じゃあAAじゃなくてそのネタ書いてみた 「な、なんじゃこりゃあああああああああああああ!?」 朝起きた俺は姿身に写る自分の姿に驚愕した。 目が開いた瞬間からどうも様子がおかしいと感じていたんだよ、部屋が大きく見えるというか巨大化しててさぁ! んで、自分がどうなってんのか、悪い病気でもかかってんのかと疑って鏡に向かってみたら……、 「どうみてもコレ、猫になってんじゃねえかよ!おいぃぃい!?」 全身毛むくじゃら、ピンと伸びた耳と、口元から伸びるヒゲ。 な、なんだこれは?夢?夢なのこれ?俺はまだ夢の中に居て惰眠をむさぼってんのか!? 現実を認めたくない俺はその場で頬をつねくる(猫なのでツメでひっかいた)。 「イテー。ゆ、夢じゃねえのかよ…………」 じょ、冗談キツイぜ。どうしてこんなことに? お、俺が何か悪いことでもしたか? そりゃ昨日あやせを見かけてついつい後ろから抱き付いて髪のニホイを嗅いだけどさぁ! でも、そのあと頚椎に重大な損傷を与えられるほどのハイキックをお見舞いされて、こっちの方がむしろ被害者みたいな状態になったつうの! って。 んなこと回想してる場合じゃねえ! ど、どうすれば元に戻るんだ? 俺が混乱の渦中でのたうち回っていると、部屋のドアが開き、桐乃が入ってきた。 「ちょっとバカ兄貴! さっきから何をどたばたと――ってあれ? いない?」 「き、桐乃! 俺はここだ! ここいいるぞ!」 必死に叫んだつもりなのだが、猫になっているためか桐乃は俺を見つけ、 「なあにぃヌコちゃんじゃ~ん! きゃわゆいよぉぉ! あのバカどこで拾ってきたのぉ?」 ひょいと俺をつまみあげると胸に抱いて、スリスリとほお擦りしてきた。 「ば、ばか! やめろ桐乃! お、俺だって、オマエのお兄ちゃんだよ! 気付いてぇぇ!」 「や~ん、ニャーニャー泣いちゃって可愛いぃぃ! こんな汚い部屋にいないでアタシの部屋においで。ミルクあげまちゅからねー」 なぜ赤ちゃん言葉? そんな疑問を解決させる暇も無く俺は桐乃の部屋へと連れ込まれた。 桐乃はキッチンから牛乳を持ってきて小皿に入れて差し出してきた。 「ねこちゅわ~ん。おいしいよっ?」 き、キモ! なんだ桐乃てめぇ、その異常に甘えたような声は!? はっきり言っていつも高圧的な態度をとられているので桐乃のこういう素というか可愛いものを愛でている状態を自身へと向けられると、なんともいえない気持ち悪さが先にたってしまう。 「ほらほらぁ。遠慮しないで飲んで良いんだよ?」 うぅ、桐乃の態度には慣れないが起きたばかりで喉が渇いてるのも事実。俺は皿にひたされたミルクを舌でちろちろと舐め始めた。 飲んでいると、桐乃は俺の頭を優しく撫でてくる。 妙にくすぐったくて、俺はついつい気恥ずかしい余り「ウニャン!」と頭をフリフリして桐乃の手を払おうとするが、いかんせん猫なので一向にうまくいかない。 くっそぉ。なんだよこれ。俺は兄貴なんだぞ? どうして妹に、桐乃に頭撫でられてんだよぉぉ!? 恥ずかしさに顔が熱くなるが、俺はふと、桐乃が俺の手を払いのけるのも、もしかして今の俺と同じ気持ちだったのかなと考える。 「ヌコちゃん。もういらないの?」 俺がミルクを飲むのをやめたので、桐乃は俺を抱え上げてベッドに寝っころがった。 857 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 00 30 13 ID 04as9C/1 [2/2] 「えへへ。うちってペット飼ったことないから結構新鮮かも。あのバカ、あんたをどから連れてきたんだろうね? どこいったか知らないけど、戻ってきたら吐かせてやろ」 だからそれは俺なんだってぇ! と言ったところで気付くはずもないかと俺は涙目になる。 どうしてこんなことになったんだろうな。いきなり猫になっちまうとかありえねえだろうが。 俺がため息をつくようにウニャ~ンとこぼすと、桐乃は俺の顔を見つめてこんなことを言い出した。 「ヌコちゃんがいてくれたら、アイツとももっと素直に話せる様になるのかな? ほら、動物って人の気持ちを穏やかにさせるって言うじゃん?」 「え? どういうことだ?」 俺は問い返すが、もちろん人間の言葉など離せるわけも無く、ただニャーニャーと鳴き声を発するだけ。 「アタシ、さ。どうしてもあのバカ……兄貴の前だと素直になれなくって。本当はもっと兄貴ぃ~!って抱きついたりして甘えたいんだけど。『いろんなこと』が邪魔しちゃって上手く出来ないんだよね」 桐乃は信じられない言葉を口にしていく。 「いっつも、蹴ったり殴っちゃったりしか出来なくて。ほんとバカみたいアタシ。そんなんじゃいつまでたっても兄貴がアタシのこと見てくれるわけないじゃん。……ほんとバカジャン……」 喋っているうちに何かを思い起こしてしまったのか桐乃は顔を少し歪めてしまっている。 なんとかしてやりたいが、今の俺はどうすることも出来ない。ただ桐乃の腕に抱かれて桐乃の暖かさを感じているだけだ。 「でもさ、ヌコちゃんが協力してくれたらアタシも兄貴に、京介に素直になれるきっかけが出来るかもしんないし……。へへ、協力してくれる? ヌコちゃん?」 思いもかけない朝、思いもかけない自身に起こった不思議。そして思いもかけなかった桐乃の気持ちに俺は驚いた。 協力もなにも……、俺がその本人だっつうの……。 桐乃。オマエ俺のことそんな風に思ってくれてただなんてな。ひょっとしてって気持ちはあったが俺はどこかでソレを頭ごなしに否定していた。 ソレを真正面から打ち砕かれた気分だ。 俺はただ一言だけ。ニャーンと言った。人の言葉であったならば、それは肯定か否定か。どっちだったんだろう? 桐乃は勝手に肯定と受け止めたようだ。 「ありがとっヌコちゃん! お礼にチューしてあげよっか!」 そう言うと桐乃は俺に顔を近づけてきた。 ちょおおおお!? ま、待て桐乃! 俺たち兄妹! い、いや今は猫と人間! そ、そんなのダメよ? ダメなのよ!? 「へへ、ヌコちゃんならカウントに入らないから良いよね。初めてはあのバカ兄貴にあげるって決めてるし」 かぁぁぁっと体中に熱がこもった。 お、おい! き、桐乃。今の言葉本気なのか? お、俺は、俺はぁぁぁぁ!!! 考えてる間にもどんどん桐乃の唇が近づいてくる。 くっ! 俺は目をキュッっと強く閉じてこれから起こることに覚悟を決めた! そこで俺はようやく自分の体に起こった不思議体験の原因を思い出した。 昨日あやせに蹴りを入れられて伸びているところへ、あやせとは違うもう一人の黒髪の少女が近づいてきていたのだ。 そいつは蔑んだ目でこういった。 「やれやれ、見ていたけど兄さんはほんとにクズね。そうだわ、いっそ一つ呪いを与えてあげる」 そういって俺の鼻先に柔らかい感触がしたのを憶えている。 「ククク。この呪いは幾万の数あるおとぎ話と同じ。アナタが最も大切にしている存在からでないと解呪することは叶わないわ。頑張ってちょうだい、兄さん」 黒髪の少女そういって去っていった。なぜかジャージを着ていたのが可愛く思えた。 で。 おとぎ話ならめでたしめでたしなんだろうけども…………。 「……なっ、な、なななななななぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」 「お、おう。桐乃、おは、よう」 猫の姿になってたんで俺はパジャマやパンツは全て脱げ落ちている。 そんな姿で俺は妹をベッドの下に組み敷いている状態になっちまっているんだが。 さて、この物語の結末はめでたしめでたしですむのだろうかね、誰か教えてくれないか? 変態っぽく書きたかったZE梅 860 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/08(水) 01 34 11 ID 2jQH1l5k 朝、目が醒めると俺のベットの中には桐乃が丸まっていた。 「う、うわぁああ!?!!」 「うにゅ?」 俺の絶叫に目を覚ました桐乃は、眠たそうな目を擦って、その長い耳をピクピクと動かした。 そう、桐乃には耳が生えていた。 いや、人間だから当たり前ジャンとか思うだろ? 違うんだ、確かに耳はある。けど、本来生えてる筈のない所にも、耳が生えているんだ。 頭の上、黒猫のコスプレのように、桐乃の頭から二つの長い耳が生えていた。 「き、桐乃、なんのコスプレだ……」 「うにゅ?」 「桐乃、何の嫌がらせか知らないけど、ちゃんと話してくれ」 「にゅー」 桐乃は俺の太股に顔を擦りつけてくる。ヤバイ、ちょっとエロい……じゃなくて! 「おい、あんまフザけるんじゃねーぞ!」 冷静に考えりゃ、桐乃がふざけるにしても、こういうふざけ方はしないだろうと気づきそうなもんだが この時の俺は、寝起きなのも相まって冷静さを欠いてたんだろうぜ。べ、べつに動揺した訳じゃないんだからね! 「みー!みー!」 「嘘だろ……」 桐乃の、多分ウサギであろう耳のカチューシャを奪ってやろうと引っ張ったんだが 「……ホントに生えてやがるのか?」 「みゅうぅ……」 涙目になっている桐乃に、俺は罪悪感を覚えて手を離した。 「わ、悪ぃ……」 「うー」 「わっ、おい桐乃!?」 もはや人の形をしたウサギとなった桐乃は、俺の指を囓り抗議してきた。いや、甘噛みだったけどね。 兎に角、この怪奇現象は俺一人じゃ抱えきれないと親父達に相談しに部屋をでようとしたんだが…… 「うにゅ☆」 「おい桐乃、離してくれ……」 「カジカジカジカジ……」 「うひゃっ…やめっ…耳噛むな……はふぅん……」 ヤバイ、変な喘ぎ声出しちまった…… 「ああ、もう! んじゃ一緒に行こうな? ほら、抱っこしてやるから」 口で説明するより、この姿を見て貰った方が親父達の理解も早いだろう。 そういや、ウサギって寂しいと死んじゃうんだっけ? そうか、だから俺に引っ付いてるんだな…… なんて納得しながら、慎重に桐乃を抱えて階段を下りた。 ……はははー。予想の斜め上って、こういう事態を言うんだろうな。 なんだ、親父、それサイか? そーか、その前髪ツノだったのか。 お袋、それコアラか? そのユーカリは今日の朝食か? 食えねぇよ! つーか、サイとコアラからウサギ生まれんのな! 宇宙の法則どうなってんだよ!! 「くそっ…埒があかねぇ……どうする? 他に相談できる相手は……」 親父もお袋もだが、まずは桐乃を戻さねぇと…… 桐乃のことならやっぱりあやせか? よし、電話で連絡だ! 「……頼むから着信拒否すんなよー……」 数回のコール音の後、電話が繋がった。 「おしっ! もしもしあやせか! 実は桐乃が大変なことに……」 「わん? わん!わん!!」 「……あ、あやせさん?」 「わん! わぅ~ん?」 くそ…なんて可愛らしい犬の鳴き声なんだ……ってあやせもかよっ!! 「黒猫っ!」「にゃー」「沙織!!」「こーん♪」「麻奈実ぃ~!」「もぉ~」 手当たり次第に電話を掛けてみたが、帰ってくるのは動物の鳴き声ばかり…… 「なんてこった…もしかして俺は世界に唯一のこされた人類になってしまったのか!?」 「カジカジ……」 き、桐乃!? 俺のリヴァイアサンをカジカジするんじゃない!! やめ…うっ…そこは……はうっ…… ふっ…俺は生物学的に人間でも、人としての道を踏み外しちまったようだ。ウサギって年中発情期らしいぜ……
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/577.html
http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1316537661/783-801 *** *** *** 緊張してしまったお兄さんの手を取ってわたしは自分の服を脱がさせる。 同時にわたしも手が震えたけど、お兄さんの服を脱がした…………けれど 「あのお兄さん……ソックスがまだ…………」 「あ~・あ~・あ~」お兄さんは両手で両耳を塞いでて、ひたすら大声を出していた。 そうか、ニーソックスが好きなんですね、そんなに好きなら今度踏んであげよう……。 「ねぇ、わたし、あなたの事を考えて自分でしてるって……言いましたよ…ね?」 「あ、あ、ああ、そう言えば言ってたな……」 わたしは自分の震えた手で、再び、お兄さんの震える手を取ると 「今は、京介さんが、わ、わたしの代わりに触って……ください」 自分で言ってて恥ずかしかったけど、もう全部して欲しいから言っちゃった。 「んじゃ、あやせは俺の代わりにしてくれ、、まぁおまえはもうプロ級……い、痛てぇ。 あ、あやせさん…つねるのは禁止でお願いします」 「はぁ、はぁ…何で…上手なのか…は、お兄さんに喜んで欲しいからぁ…あっ…」 本当はもう、お兄さんに触られる前から…わたし…………… 「れ、練習してたからっ…あっ…ぁん…こんなエッチな女の子で…で、引きましたかぁ?」 お兄さんから没収したDVDを参考にしようとしたのだけど、お兄さん以外のはやっぱり 見たくなかったから……自分の指を、あなたのだと思って、試行錯誤してた……… 「うぅ…ぐ……いいや…嬉しいに決まってるだろ!最高に魅力的だぜ…あやせ……」 "練習した"と言ってもお兄さんが変な誤解しなかったのが嬉しかった。 嫉妬して欲しいと思うよりも、普通にわたしの事を思ってて欲しいんだ、今はもう 「わ、わたしぃ…ずっとぉ、ずっとあなたに、こうして欲しいと思ってたの…ン… だから…だからぁ……はぅ……今…気持ちいいっ……れす…あぅ…きもちぃいっ」 京介さんに褒めらながら、されると本当に……心も身体も感化されちゃって…… もう多分、どんなお願いされても聞いてしまうんだ、わたしは……きっと 「あ・や・せ・」と言われて、また強引なキス、優しく口を塞がれるのも好きだけど 今日は、、今はこっちのキスの方が好き……だからわたしも思いっきり強引にする、 京介さんの愛情に負けない様に……ちょっぴり痛いくらいに お兄さんが右手に巻いていたチョーカーを外して、わたしの首につけてくれた。 これも考えてみたら儀式の様なもの……儀式と言うよりも……もっとエッチなもの。 そして、頭をまた優しく撫でられて、『お願いしても良いか?』と唇が振動した。 だから言葉でお願いされなくても、本当はもう自分がしたくなっていた事をする…… 「うぐぐ……やっぱぁ……凄いなぁ、おまえ……頭が変になりそうだわ…俺」 「はぁむ……レロ…ちゅぱ……お兄さん…わたしね…………わたしっ……」 「ど、どうした?」 「お兄さんは、わたしに…その…見たこと無いのかって聞いたでしょ? わたしが無いって言ったら、父親は?って、言いましたよね?」 「……うん、、言ったな」………何でこんな話をしたのかと言うと 「………わたしの家って多分、教育方針で、物心ついた時にはもうお父さんと お風呂には入らなくなってたんです。それにわたしは一人っ子で兄弟も居ないから…」 「へ?だ、だから?」…………ちょっぴり意地悪したくなったから 「もちろん、わたしはそういう、いかがわしいDVDも漫画もゲームも見ないから だからわたしが見た事があるのは……もちろん触った事があるのは………… あなただけなのに……なのに、京介さんは!京介さんの裏切り者!!!!!」 「ひょ?ぐげぇ……ちょっと……おま…おお…ぎゃぁあ………ヤ、バ、イ…」 「パク…ちゅぱっ……わたしは、わたしはきょう、だけなのに、はむぅ……きょうは、 きょうは!ん~~~~~他の女の、、、んはぁ……人のも見て、レロ…だから、、、 はぁ…許せない、、、はぅ…許せない!、、はむ…許さない!、だ、だから見るな!! もう見ちゃ~ちゅぅぅ~だ、だ、ダメなんだからっっ!!!!!!!!」 前の罪悪感と言う名前の嫉妬じゃなかった…独占欲・純度100%の完璧な嫉妬。 やっぱりこんなに独り占めして、束縛したがったら、嫌われちゃうのかな? わたしが不安になって憮然としていると、結局また頭をよしよしされてしまった。 「俺はそういうの見ても絶対に出さねぇから……したい時はあやせにお願いすっから。 もう俺が渡したカギ捨てちゃったのか?」 「も、持ってます……もちろん」 「なぁ思いっきり変態チックな事を言って良いか?」 「ふ、ふんっ……な、何を今更」とニーソを履いたままの足で、お兄さんのを軽く蹴った。 嬉しそうな顔をしたから、追加で、踏んであげた。 「お互い、ソロ活動禁止で良いんじゃねぇ?そしたら会った時、燃えそうだしよ」 何で世紀の大発見をしたかの様な自信満々の顔で、こんな事言えるのだろう? 何でこんな事を言われて、わたしはちょっぴり嬉しくなってしまうんだろう………。 「お兄さんだけ我慢してください……。そ、そしたら、会った時、お兄さんがしたい事 いっぱい、してあげるから。それがダメなら結婚までエッチもセクハラも禁止ですっ!」 「よ、よし!、むしろ……それ(が)で良い!でもテレエッチなら良いよな?」 その後、わたしが了承するまで17回ほど『でもテレエッチなら良いよな?』と聞かれた。 電話でも求められたらするし、本当は…わたしだって一緒に我慢するつもりなんだから。 お兄さん、わたしがあなたの事を思って一人でしたのはいつからだと思ってるんですか? そして、それまでずっと、どれだけわたしがイクの我慢してたのか知ってますか? 京介さんがお願いするなら、わたしは何だってするんだから、しちゃうんです…からっ! 「あやせが気持ちよくしてくれたから、次は俺のターンだな。もし怖くなったら いつでも言えよ。別に無理やりする事じゃないんだし、このまま続きするか?」 「わたし…今日初めて、親に嘘ついたんです。凄い大嘘。でもこんな風になるって 期待してたわけじゃ全然無くて……だから嬉しくて……悪い子だけど罪悪感も無くて。 でも親に嘘をつくのは今日が最初で最後です。言ってる意味、分かりますか?」 「ああ、今日ちゃんとあやせを俺のものにして、正式に、おまえの親に挨拶に行くよ」 「分かってるなら、ちゃんとして………し、してくれないとぉ、ぶち殺しますからっ!」 *** *** *** 今まで聞いた中でもっと萌え殺される危険性が高い"ぶち殺します"を聞いて俺は……… おまえの透き通る様な白い肌が透きだ! サラサラのストレートの黒髪が好きだ! 大きくて全部を見透かされそうなその目が、長い睫が、柔らかい頬が好きだ! 何度も、何度もキスしたおまえのぷっくりとした唇が好きだ! 「お兄さん…褒めてくれて嬉しいんですけど、心の声が漏れてきてます……から。 それにやっぱり見た目ばっかり……じゃないですか、もうぉ!」 おまえが今話している、その声が好きだ! あやせが作ってくれた料理が好きだ! 俺に対していつも健気で、時々かなり我が侭で、凄くエッチなあやせの性格が好きだ! あやせと一緒にいると、とても静かで、優しくて、暖かい気持ちになれるんだ。 だから俺はあやせ、おまえの全部が好きなんだ! 「ふぅ……………はぁ~~え、遠慮しなくて良いんですよ…………京介さん。 も、もうっ………容赦なく、全部、全部、全部、好きにして良いからあぁっ!」 これは、あやせの照れ隠しなのだろうか? 『ぶち殺しますよ』と同じイントネーションで誘惑された。 「本当にさぁ……もう褒め言葉だけしか思い浮かばないんだ。おまえのこの髪も……」 と言ってあやせの髪を撫でつつ、抱擁する。 「あっ…ん…はぁ……ねぇ、ねぇ…お、お兄さんに…お、お願いがあります………。 京介さんがわたしを求めてくれたから……聞きたくなっちゃった質問です…………。 あなたは動物の中で、"狐"と"狸"と"猫"と"犬"なら誰(が)………何が一番好きですか?」 艶めかしい表情なのだが、目だけは真剣な眼差しを俺へと向けてあやせは問うた。 流石は、あやせ…俺の彼女だ。この期におよんで、超意味深な謎を投げかけてくる。 そもそも"誰"って何だ? 何となく予感がする、、この質問の解答を誤ったら、重大な事態を引き起こすだろうと。 期待する解答を与えなかったら、俺とあやせは致命的に何かが損なわれるんだろうと。 「(難問過ぎて)全然分からねぇ…………」 あやせが悲しそうな顔をして。プイっと横を向いた、全く………本当に退屈しねぇな、 こいつと一緒にいると。 「な~んてな…………"犬"が好きだよ。 俺は、あやせ……おまえが一番好きだ」 ある意味、これがあやせの"最後の試練" で "聖(堕)天使 最後の封印"だった。 あやせが本当は別の言葉で質問をしたい事は知っていた。……でもこいつは気を遣って、 婉曲的に聞いたんだろう、俺が最低野郎になる事を避ける為にさ。 あやせが舐めてくれた頬を(照れくさくて)……かきながら、この瞬間も、さっきよりも 俺の彼女の事が、どんどん好きになる自分を誇らしく思った。 もう何も迷う事も、悩む事もない……これが俺の出した答えなんだ。 二度と同じ質問を俺の彼女にはさせるつもりはない、そんな質問なんてしなくて済む様に 俺は……あやせを全力で掴まえ続ける。 だから、俺は今の気持ちを、その愛情そのものを込める様にあやせを愛撫し始めた。 「はぅ……ずっと…きょうに頭を撫でられたから…だから…多分…エッチにぃ… エッチなコト考える様に……なっちゃった…んです………………だ、だから…ぁ…… べ、別に答え……聞いたからじゃ、それ、関係無い……んだからっ…!」 「あやせ、好きだ……この照れてる顔もさ……本当に綺麗だ、もう絶対に離さないから」 さっき、あやせが抱いてた独占欲らしきものが、俺の中で拡がるのが…… あやせを愛撫しながら、痛いほど……文字通り……さっきあやせがしてくれたのに…… もう痛いほど自覚される。 「おまえは、俺が胸に興味ないとか言ってただろ?あやせ…これでもそう思うか?」 あやせの桃色の乳首を躊躇無く、断固として吸った。 「んぁ……きぃ…もちぃぃ…れ…す……気持ち…あぅ…あぁ……あん……」 「パク……俺はそんな事、聞いてないぞ?あやせ」 最初は俺なりに考えながら、あやせの反応を見ながらやってるつもりだったのだが やってる間に夢中になって、もうひたすら吸ったり舐めたり、そして空いてる手で 吸ってない方の胸を揉みまくる。 「…ぅん……おっぱい…好き…れす…か?わたしぃ……のおっぱい……きょう……」 「ああ、滅茶苦茶好きだ……もう俺のものだからな!あやせ……わかったか?」 「ぁあ、、あ゛あん…わかったからぁ…ねぇ……きょうぉ…もっとっ…もっとっ……」 あやせが、胸に埋めている俺の顔を思いっきり両手で抱きしめた。 俺は一瞬その力に怯んだが、それでもやっぱり断固として愛撫を続けた。 今日は…今日だけじゃない、これからはあやせが望んだ事を全部叶えてやるんだ。 「いっぱい、してるやるから!おまえがもうイヤって、言うまでしてやる!!」 キスマークをつける要領で思いっきり吸って、指でちょっと痛いくらいつまむ…でも 「んっ…あん…ああっ…足りないっ……もっと…きょう、きょう…好きっ……」 あやせの魅力で、こいつの身体に幻惑されていたが……"身体"だけじゃダメなんだ。 「あやあや…愛してる…愛してる…愛してる!」 強引に感じさせるのは辞めて…軽くキスしながら、目を見つめて胸を優しく愛撫する…と 「っあ……イ…ギュ……あっ……イッく……イッちゃうっ…わたしぃ…あんッ……はぁ… ぅん、あ゛……イグ………あ゛、あ、゛あ゛っ!」 身体を痙攣させて、本当に軽く涎を垂らしながら、あやせは可愛く昇天した……。 俺はあやせの手を握って、俺の胸に当てさせた。今度は、あやせが俺の頭をよしよしと 撫でてくれる……俺は自然に笑みが溢れて、あやせも自然ににっこり笑った。 二人共黙っていたけれど、あやせが目を閉じて肯いたので、軽くキスしてから ニーソの足先、踝、ふくらはぎと、続けて明らかにセクハラする気分で撫でた。 右手で左足、左手で右足を触っていると…左右それぞれ意思をもった生き物の様に 足が揺れ始めて、反応を楽しみながらゆっくり膝、太ももと続けて今度は口で愛撫した。 俺は急がない様に、ワザと自分で自分を焦らしてる気分でゆっくり愛撫を続けて、 やっと太ももの付け根まで辿り着いたのだが……もう触って確認する必要も無く (それどころか見て確認しなくても分かるほど)濡れていた。 何か言おうとしたが、とても間抜けな気がして、黙って舐め始める。 前に、あやせの家で強引にやった時は何も考えてなかった。むしろ尻をぶった叩く事で 必死になっていたのだが………今回はそこだけに意識を集中する。 しかし三十秒もしないうちにあやせは……… 「……イ…キッ…そう…きょう……わたしぃ……もう…あっあっ…あ゛っんん…あ……」 舐めながら、見えるあやせの顔は恍惚然としていて、俺にまたあの独占欲や 今度は強烈な支配欲まで、かきたてさせる。 SMよろしく尻をぶった叩いたあの時よりも、今の方が自分の中の嗜虐心が何倍も、何倍も 刺激されるのを感じる…………だから俺は 「あ……あ゛っあああ……あ゛…あん…きょう……きょうっ……イ゛ク゛…」 あやせが昇天しそうになった途端にわざとペースを緩めた。 そして、落ち着きそうになったら、また責める……時々強く吸ったりもした。 この美しい少女が、自分の意思通りに反応するのが快感だった、俺は我を忘れていた。 「い゛じわ゛る゛っ……きょうの意地悪………でもっ………はぅ…でも……」 「んぅっ……きょうがっ…きょうっ…がぁ……あ゛……いじわるぅ……しゅたい…ならっ…… しぃたいならっ………いっぱいぃ…していいィよぉ…だ…からっ……… わたしっ…我慢しゅるぅ……イ゛ク……かないで…ずっと……我慢しゅ…る…からっ」 全然違う、支配されてるのは俺だったんだ。こいつの魅惑的な身体の虜になって…… 「きょう……きょうっすけ…さぁん…しゅき……あっ…いしてるぅ…からっ……」 やっと気付いた。 こいつの健気な愛情に籠絡されて、俺にはもうどんな自由も残されてない事にさ。 俺の心も身体も、完全に、あやせにものになっていた。 まぁ、別にそれで何か変わるってわけじゃない。 一生この愛しい彼女を、俺の大切な恋人を守ろうと改めて、思っただけなんだ。 結局、俺は気がつくと、何度も、何度も、何度も昇天するあやせを強く抱きしめて、 何度も、何度も、何度もこう絶叫してた……… 『あやせ…俺も好きだ、愛してる………愛してる…あ・い・し・て・る!!!!!』 ってさ *** *** *** 多幸感、安らぎ、喜び、嬉しさ……素敵な感情が全部一気にわたしの身体を貫いて 京介さんに、何度も、何度も、何度も感じさせられた。 本当に夢の様な時間……初恋の人に……あ、そうか、わたしが京介さんを好きになった のは(自分の気持ちに気付いたのは)夢の中で、京介さんに出会ってからだった。 幸せ過ぎて、怖いって意味が今なら本当に身にしみて分かる。 夢の中のあなたは目が覚めると消えてしまった……ねぇ………京介さん……わたし 「あやせ……?」 ベットから降りて、何かを取りに行こうとする京介さんの手を握って、首を横に振った。 「今日……大丈夫な日ですから。でも、何か有ったら責任取ってくださいね」 馬鹿な事を言ってるのは分かってる。でも、どんなものにも邪魔されたくなかった、、 あなたと一つになりたい……もう、何にも邪魔されたくない…… 「ダメだ、おまえが大切だから、今、俺が短絡的な欲望に流されちゃいけないんだ」 わたしは、素直に肯いた。もう……責任取りたくないんですね、なんて言わない。 本当にわたしの事を思ってくれてるのが伝わってくるから…何も言う必要なんて無い。 「あやせが黒いウエディングドレスで、俺に告白してくれただろ? だから今度は俺がちゃんと言うから、ちょっと先になっちまうかも知れないけど…… 必ず俺が言うからさ。だから、それは、その時までのお楽しみだな」 「でも今、ちゃんと予約はしてくださいね……こ、これでも、人気物件なんだからっ!」 「ああ………もちろん、だから俺は、もうメロメロなんだって。 そもそも、俺が取りに行こうとしたのって、おまえが考えてたものだけじゃないんだぜ。 まぁこれは、何の効力も無いから、、今は単なる……紙切れだけどさ、ほら」 "高坂京介" "新垣あやせ"と書かれた、今は本当に、ただの紙切れ……だけど 「はぁ~な、何で、、こんな確実にわたしが"ぶち殺されちゃう"もの用意してるなら、 わたし達が、喧嘩してる時に見せてくれなかったの? わ、わたし、自分で"儀式"なんて言ってて、馬鹿みたいじゃないですかっ?!」 「ほら………あやせ足開いて」 「あっ…ぁん…はぅ……は、はい」 「隠してるつもりは無かったんだ」 「きょうの嘘つき!、変態の処女厨!、シスコン!」 「ほら、あやあや…キス……」 「はむっ……ちゅっ…ぁあっ…れろ……むちゅぅ」 「あやせと恋人同士だと絶対に、ほんの一瞬も、おまえから目が離せないな。 彼氏になれてマジで、良かったわ……こんな俺と付き合ってくれて感謝してるぜ。 こんなにも、俺を夢中にしちまう、世界で一番可愛い彼女になってくれてよ。 まぁ、でも、こんな時まで罵り合ってる場合じゃないんだが………なぁ?(苦笑)」 「ふふ、やっぱり、わたし達って相性ピッタリですね、京介さん。 実は………わたしも、今、全く同じ事を思っていたところなんですっ(♪)」 「これからも多分、何度も喧嘩するだろうし、おまえを泣かせてしまうかも知れない。 でも最後は必ずあやせを笑顔にするから、これからもずっと俺の隣に居てくれ……あやせ」 「はい、ずっとずっと、京介さん側にいます……もう絶対に、あなたから離れない」 『はい、ずっとずっと、京介さん側にいます……もう絶対に、あなたから離れない』 はい、ずっとずっと、京介さん側にいます……もう絶対に、あなたから離れない 今も幸せ過ぎて、やっぱり怖い……これからも何度も、我が侭を言って困らせるし 京介さんが言う様に泣いちゃうと思う。 それでも 京介さんと一緒なら、沢山泣いても、必ず笑顔になれるから……… そしてわたしも、あなたを笑顔にしてあげたいから………… 「あ~あ………俺、あやせに言わなきゃいけない大切な事、こってり忘れてたわ。 何の為に、あやせにカギ渡したり、これ見せたりしたのか………忘れてた(汗)」 「京介……さん?」 「ちょっとだけ………………言い遅れたけど、あやせ、、あ!、俺、今、凄く 滅茶苦茶、凄く良い事を思いついた! これは男の野望と言うか、ロマンだから、悪いが、ちょっと小芝居に付き合ってくれ!」 独り言の様に言って、わたしが好きな、いつもの少年みたいな目をキラキラ輝かせて…… はぁ~こうなっちゃうと、この子は……もう止めても無駄なんだ。 「行ってくる!」 さっさと服を着るとわたしを放置して、ドアを開けて出て行ってしまった。 ロマンって、これの何処が男の野望なんでしょうねぇ? よくも、こんな美少女を、エッチな気分のまま裸で寝かせて、部屋を出れましたね? 全く……もうぉ! 本当にあなたこそ、ほんの一瞬も、わたしの心から、消えてくれないじゃないですかっ! やれやれ……。 そして気がつく、"あの時"と同じだ。 わたしが京介さんを諦めようと思った時……のこと。 『-----いってらっしゃい、お兄さん』 "過ち"だと思って、笑顔で見送って、京介さんを送り出した時……のこと。 あの時はもう戻ってきてくれるなんて、思ってなかった……… 泣いちゃダメだ、今は京介さんが居てくれるのに、、でも……もうわたし…………。 その後、せっかくメイクし直したのに、最高の笑顔で言いたかったのに、意味は無かった。 でもそんな事はもうどうでも良い………二度と嘘はつかないと決めたからのだから あの時の笑顔よりも、今の顔の方がわたし自身、ずっと好きなんだ チャイムが鳴った。 わたしはドアを開けて、あなたを出迎える。 最初は単なる、親友の兄だった人 あこがれた、わたしの初恋だった人 好きで、好きで、しょうがなくて恋いこがれた人 今は……………これからも、ずっと、ずっとわたしの大切な人 「少し、いや結構長く……言い遅れちまったけど」と言われて、優しく抱きしめられた。 「----------ただいま、あやせ」 あの時忘れていた言葉を、もう失ったと思っていた言葉を、あの時は言えなかったけど 本当はずっと、ずっと言いたかった言葉を、今、やっとわたしは言う事ができた……… 「京介さん----------おかえりなさい」 京介×あやせ【"37℃" "Antipyretic" "Stummer Dialog" "A Nexus"】 inspired by『過ちのダークエンジェル』 『妹のウエディングドレス』 本当に、幸せで、おわり
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/432.html
http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1299681223/216-219 最初に好きになったのは、声。 それから大きな掌と、どこか含羞のある笑顔。 気付いたら視線が引き寄せられていた。 私の…友達の、お兄さん。 真っ直ぐな目で私を見てくれるひと。 私のためにどれだけ必死になってくれたか。 私のことを心底思いやってくれているか。 それを知ったとき、それを実感したとき、私の心の奥底に、不思議な火が灯った。 その火はあの人の顔を見るたびに熱くなり、あの人の声を聴くたびに大きくなった。 その火は炎となり、私の胸の底に疼きを産む。 ただの肉体に過ぎないと思っていたこの身体が、熱く火照ってしまう。 この薄汚れた現世の、仮初めの肉体があの人を見るたびに脈動する。 心臓が尋常じゃないくらいに胸の中で踊ってしまう。 うまく呼吸ができない。 あの人の匂いを嗅ぐだけで。 あの人の近くに居るだけで。 私のこの現世(うつしよ)の身体は熱く滾ってしまう。 夜、布団の中で目を閉じると浮かんでくるのはあの人の顔。 朝目が覚めて、最初に聴きたくなるのはあの人の声。 それだけで。 それだけで、この仮初の肉体は熱く甘く蕩けていってしまいそうになる。 それが恋だと認識したのは、しばらく後のこと。 そう。恋。 小説の中では何度も読んだことのある、感情。 それは虚構の中のできごと。そう思っていた。 創作のなかでは書いた事はあるが、私の上には訪れないと思っていた生の感情。 そう考えていたその感情を私は生まれて初めて実感していた。 恋。 そう。恋。 ばら色の感情。 あの人のことを考えるだけで幸せになれる。 あの人の姿を見るだけで、心の底が浮き立つような感情に浸れる。 あの人がメールをくれるだけで、世界の色彩がうきうきと回りだす。 恋とはこんなに苦しいものだと、私は今生(こんじょう)で始めて知った。 あの人のことを思うだけで底知れぬ多幸感に浸れるということを。 あの人の声を思い出すだけで、胸の奥が切なく甘く疼くということを。 あの人の匂いを嗅ぐだけで、体の芯が熱く震えてしまうということを。 そう。恋。 ……でも。 でも。 それが実るはずがないということも、私は判っていた。 こんな肉体の私を、あの人は好いてはくれない。 薄すぎて女の子らしくない胸。 華奢すぎる肉体。 そんなものをあの人が好いてくれる筈が無い。 あの女、あの人の妹より格段に女の子らしくない身体。 沙織なんかとは比べることすら恥ずかしいくらい、小さな胸。低い背。 そんな冷徹な思考は私の胸の中心に鋼の冷たく暗い杭として打ち込まれる。 どんな滾りも、あの人が私の想いに答えてくれるはずがないという現実が打ちのめす。 あの人を想って、初めてしてしまった行為。 私の薄い胸の先端の突起を指でなぞる。 これはあの人の指。 そう思い込んで薄い胸に指を這わせる。 妹たちと並べた布団の中で。 妹たちが寝入った後で。 こっそりと、パジャマの中の下穿きの内に手を差し入れる。 同時にあの人の声を脳裏に思い浮かべる。 あの人の体温が私に伝わってくる。 あの人の声。あの人の匂い。あの人の優しさ。 妄想の中だけでも、それに耽溺することは無常の喜びだった。 ゆっくりと指を這わせる。 濡れたあそこに、かすかに指を触れさせて 枕カバーを噛み締め、声が漏れそうになるのを防ぐ。 絶頂が近くなるにつれて、涙が零れてしまう。 あの人は、別の人を好きになってしまう。 あの人は、私じゃない人を好きになる。 あの人の優しい視線は、私以外の誰かに注がれる。 あの人が微笑む相手は、私ではない他の誰か。 妄想の中でもいい。 そう思って私は息を殺しながら手指を動かし自涜に浸る。 そうでもしないと溢れてしまう。 そうでもしないと破裂してしまう。 あの人を思って。 あの人の声を思い浮かべて。 私は背徳の悦楽を極めていた。 重荷を心に抱いたまま、あの人からは離れられない。 妹の友達でもいい。 近くにいられるだけでいい。 そう思っていた。 この人の近くにいられるだけで幸せ。 それ以上は望むまい。 そう思っていたとき。 「黒猫。俺と、付き合ってくれ」 言葉が出てこない。 唇は動くけれど、言葉は空気の中に溶けていってしまう。 「俺の彼女になってくれ」 夢。 きっとコレは夢。 夢だから、この人は私の夢見ていた言葉を言ってくれている。 きっとそう。そうに違いない。 ――夢なら、覚めないで。 心の底からそう願った。 気がつくと、目の前はすべてが制服の胸だった。 温かい。 この人の胸は、まるでその人となりを現すみたいに暖かかった。 その腕に抱かれて、その胸に顔を埋めているだけで、足が地に着かないくらいの多幸感に洗われてしまう。 足の裏からゾクゾクするような喜びの感覚が沸きあがってきて、それが私の背筋を通って登ってくる。 そして脳天から爆ぜるように突き抜けていく。 いつの間にか、私はこの人の腕の中に包まれている。 頬を押し当てているのは、意外に筋肉質なこの人の胸板。 親友のお兄さんの、固くて熱い、大胸筋。 大きくて優しい掌が私の頭を撫でてくれている。 指が太くて、力強くて。でも、そっと触れてくれてるその優しさはまるで私の心に直接触れているみたいだった。 「な、なにを、いきなり、言っているのよ」 恥ずかしすぎてそんな言葉しか紡げない自分の舌を噛み切りたくなった。 「俺は黒猫のことが好きだ。黒猫のことが可愛くてたまんない。黒猫が大切で、大好きだ」 呼吸が止まった。 息ができない。 胸の奥が苦しい。 温かい波が胸の奥から湧き出てくる。 全身の骨の芯が甘くなって溶けてしまいそう。 この人の制服の背に掴まった掌さえ、力が抜けてしまう。 体重をこの人に預けながら、息のできない胸で必死に声を出す。 「…わ……わた…し…わたしも、よ」 必死に搾り出すようにそれだけを答えた。 そう口にした途端、私の足は重力を感じられなくなった。 宙に浮かんでいるかのような高揚感。 この人が私を思ってくれているという喜び。 私の好きだという気持ちをこの人に伝えられたという 熱い。熱い、灼熱が私の唇を覆っていた。 それがキスだと気付いたのは彼が私の頬に手を当てたときだった。 舌が蕩けてしまいそう。 唇から伝わってくる熱い感覚。 涙で溢れた瞼を開いた。 すると、その瞬間から世界が変わった。変わってしまった。 彩りという言葉の意味を知った。 世界が突如として色を持った。 私が今まで見ていた世界の色は色じゃなかった。 この人のことを好きになる前には考えられなかった。 私の腕を掴んでいる太くて、力強い掌。 それが私の手首を軽々と掴んで私の体を抱きしめている。 言葉なんかにはできない。 甘い甘い痺れがこの人に触れられた肌から伝わってくる。 私の骨の芯を甘くしていく。 グズグズに蕩かしていってしまう。
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/1378.html
全てのライトノベルはこちら
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/101.html
http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/414-416 俺がうっかり妹の桐乃とその親友のあやせに手を出しちまってから数週間が過ぎた バレたら即死の危険性があり毎日がスリリングて仕方ない 二人には口止めしているかいもあっていまだに俺の二股はバレてはいないようだ 今、京介死ねとか思ったやつは安心して欲しい。それは昨日までの話だから 「お兄さん一体この格好は何なのですか?」 そこには露出の高いナース服を身に纏ったあやせの姿があった とりあえずブラボーとだけいっておこう 「見ての通りナース服だ。やっぱ、めちゃくちゃ似合ってんなー。かわいいぞあやせ」 想像通り以上のエロさで俺のチンコのテンションは全快だよ 「そうですか。それでお兄さん、この服でいったい何をしろと?」 そんなの決まってるだろ 「エッチさせてくれねーか? じゃないと俺、むらむらし過ぎて死ぬかもしれない」 あやせだって今の俺のチンコを見ればきっと、わかってくれるに違いない 「それは大変です!お兄さんのために私頑張っちゃいますよ」 にこりと微笑むあやせ。キター、正直この展開がくるとは思わなかったぞ 夢にみたナースあやせたんとのエッチイベントだ わっしょいわっしょい。わふぅー~~ー!!! 「手伝ってあげるので、どうぞ勝手にむらむらし過ぎて。死ねエェエエェェエー!!」 俺の顔面にあやせのが飛びひざ蹴りが炸裂した 「ぐわっ」 崩れゆく俺の目にはあやせの真っ赤な下着が見えた。えらくエロいデザインの下着であった 「こ、こんな格好させてそのうえエッチがしたい?ぶち殺されたいんですか?あなたは!」 あやせの顔は真っ赤である。相変わらずエッチに免疫のない奴だよな まあ好きなだけ罵るがいい 俺、おまえに罵られるのって、実は、そんなに嫌いじゃないんだぜ 「へぇー、おもしろい話聞かせてくれるじゃん」 突然俺の部屋に入ってきたのは桐乃だった 「き・・・・ ・・き・・・き、#&*@§!」 なぜ、そこにおまえがいる!大会前だって言ってたじゃん。ねえ、なんでいんの? 「とりあえず歯ぁ食いしばれ!!」 桐乃のこぶしが俺の頬を正確にとらえた 「ぐほっ!」 俺はゴロゴロと壁の方に吹き飛んだ 「ごめん桐乃。実は私、お兄さんは付き合いしてるの。 お兄さんと話しあって、しばらくは桐乃のは話さないことにしてたの、黙ってて本当にごめんなさい」 あやせが申し訳なさそうに頭を下げる 「謝らなくていいって。実は、あたしも同じなんだから」 ちょっと、待て、おまえ・・・・・・それって 「えっ桐乃もなんだ!同時に好きな人と付き合い始めるなんて わたしたち、やっぱり見えないきずなで結ばれてるのかも」 あやせは嬉しそうに桐乃の手を取る 桐乃は俺の方を見て邪悪な笑みを浮かべた まさか、こいつバラすつもりなのか!? 「ま、待てっ!・・・・・・桐乃・・・・・・はやまるんじゃねーー!!」 俺は桐乃を止めようと近づいたのだが 「むごっ!!」 簡単に関節を決められ口をふさがれたよ。チキショー 「確かに運命かもしれないよね・・・・・・だってあたし達二人そろって、 この馬鹿に女にされたんだから!!」 ギャーー、ばらすんじゃねーーーー!!! 「・・・・・・え、えーと、それはどーいった意味で・・・・・・え、ええーーー!!」 あやせは桐乃の言った意味を理解したらしく目ん玉飛び出そうな形相になっている 「まあ、細かいことは抜きにしてさ。この浮気男の身体にいろいろと聞いてみよーよ」 より強く関節を決めてくる桐乃 「そーだね桐乃、じっくり話を聞かせてもらうことにしよーね」 どこからともなく鉄パイプを取り出すあやせ 「悪かった、本当に悪気はなかったんだ!俺に弁明のチャンスをくれねーか」 「無理」 「駄目です」 高坂家に断末魔が鳴り響いたのは昼下がりのことだった
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/221.html
http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1281447547/204 喉渇いた いつものように部屋で過ごしていると、ポツリと話しかけられた。 「ねえ先輩、喉が渇いた」 「ん、そうか」 用意していたジュースは既に空になっている。そういや俺もけっこう喉渇いてんなぁ。 「ちょっと待ってろ。麦茶でも持ってきてやるよ」 「なに言ってんの、あなた。わざわざ取りに行かなくてもココにあるじゃん」 そう言うと俺の股間をもぞもぞと撫でつける。 「マ、マジで?」 「フフフ、いいからさっさと用意しなさいよね」 期待に鼻息荒く、ズボンとパンツをずりおろすと、横に寝転がっていたからだを俺の上へ乗せ、さっそくチ○ポをしゃぶり始めた。 「ん……ふぅ。チロ、ペロペロ。さっそくいやらしい液が出てきているわよ先輩」 「あ、ああ。おまえの舌って最高だからな。こうなるのは仕方ねえだろ」 「褒めてくれて嬉しいわ。それじゃあ、じゅる……じゅぷぷ、ぺろ。早く出してもらおうかしら」 「く……。してもらってばっかじゃ悪いし、俺もさっきから喉が渇いた。おまえのを飲ませてもらうぞ」 視界に入っているふとももを掴んで下半身を自分の前へと持ってくる。 スカートを捲りあげて、あらわになったパンツを掴むとそのままズリリと引き下ろした。 ウス桃色の秘所はすでにパクパクと俺とキスしたがっているように動いている。 「それじゃ、飲ませてもらうかな。じゅちゅるる、ちゅりゅ」 口を押し付けて、愛液を啜り飲む。 「んゃあん! んん、ちょっと先輩っ! もっと優しく扱いなさいよね。んむ、ちゅ、れろ……ちゅぱるる」 「うお! おまえだってすげぇいきおいで、うぐ。俺の舐めてるじゃん」 「あたしが飲みたいものがまだ出てこないんだもの、仕方無いでしょ。 ふもぉ、ちゅぶ、んん。ほら先輩? 早く出しなさい」 チ○ポを口内に入れ、激しく愛撫される。ガマンなど出来ず、すぐに俺の絶頂はおとずれた。 「うぐ……。出すぞ! ぐ、うおお!」 ぶりゅりゅりゅりゅ! 「んぶっ! うも、んんっ! ん……んっく、んく」 おいしそうに喉を鳴らして精液を胃まで運んでいってるようだ。 「んく……。はぁ~。おいしかったわ」 「ああ。それはなによりだ。ちゅぴ、れろ」 「ひゃん。もう、いやね。まだ足りないの先輩は」 「もうちょっと飲みてえかな」 「ふ~ん。だったらさ、他にこれ飲んで頂戴。ん、んん……」 ちょろ、ちょろろろろ。 俺の口内に今までの粘着質なものとは違う液体が入り込んできた。 「んぐ、ごくごく」 こいつめ、調子乗りやがって。それじゃあ俺もおかえしにち~とばかしお返ししてやるかな。 俺は物足りなさそうに舐めているこいつの頭を足で掴むと、俺のチ○ポを口へと運び入れ、膀胱にたまっていたものを排出した。 じょろろろろろろろ。 「んぶ。んぐぐぅ! んっんん。ごく、ごくごく……」 驚いたみたいだが、すぐに根元までくわえ込み飲みこんでいく。 俺たちはこうしてお互いに喉の渇きを潤したわけなんだが……。 誰だろね? こいつ。
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/593.html
「ちょっと違った未来」 ※原作IF 京介×桐乃 朝の光が眩しい。どうやらレポートを書き上げるとそのまま寝てしまったようだ。 授業は午後から。それでも毎朝定時に起きてしまうのはそれまでの習慣からか。我ながら怠惰な性格だと思っていたが意外や意外、割ときっちりしているらしい。 「飯にすっか。」 白米をよそって適当におかずを冷蔵庫から取り出す。それを朝食としながら午前の行動を考える…うん、図書館で勉強でもしよう。 俺の名は高坂京介。今年大学4年生になる。 もともと高校も地元の高校に通っていたし、大学も無事地元の国立大学に合格した。しかも法学部に受かるというちょっと意外な結果だった。 これには両親、親父とお袋も大いに喜んでくれ、かねてから考えていた一人暮らしの用意もしつつ俺の人生は色鮮やかなものとなっていた。 真奈美や赤城とは学部が違ってしまったのはさびしい気がするけれど、今でもたまに一緒に食事をしたり遊びに出かけたりする。付き合いはあの頃から全然変わっていない。 変わったのは―――俺と家族、とりわけ桐乃との関係だ。 大学合格の通知が届いた時、家族は総出で祝ってくれた。お袋はもちろん、親父もいつになく笑みをほころばせ嬉しそうに話しかけるのだ。よかったな、京介と。 とりわけ驚いたのは桐乃だった。いつもどおりの悪態はどこへ、大はしゃぎしながら携帯でメールを打つ。そうしたらすぐに俺の携帯にメールが届いた。 黒猫に沙織、あやせに加奈子、瀬菜からのお祝いメール。今でも思う。いい友達を持ったと。 その日は家族でお祝いに外食に向かった。少し高級そうなイタリア料理店で親父が勝手がわからんとばかりにときおり「むう…」と言っているのがほほえましかった。 桐乃の選んだ店で、前々から一度来てみたかったんだと。 その日はとても楽しかった。いつもより家族の団欒が暖かかったのは錯覚じゃなかったと思う。 数日後親父に呼び出された。大事な話があるからと。親父の部屋に入るとお袋も座っており、俺も礼にならって姿勢を正しつつ椅子に座る。 そこで聞かされたこと―――それは俺は親父とお袋の血が繋がった子供ではないということだ。 18年前親父は刑事の試験に合格したばかりの新人で、半人前の域をでない新米刑事だったという。そこで親父の教育係としてきたのが、俺の本当の父親に当たる人だという。 親父が刑事として初めて配属されたのが殺人等を扱う課で初めて任された事件が銃殺による殺人事件だった。そこで親父とその先輩刑事、俺の本当の父親は重要参考人として任意での事情聴取を行うべくその家に出向いた。だが、それがまずかった。 犯人と思わしき者は激昂、銃を親父に突きつけた。そのまま親父は死を覚悟したらしいが血を流して倒れていたのは先輩刑事だった。 そのまま犯人は取り押さえられ、殺人の罪で刑務所へと収監された。 親父は自分の身代わりになった先輩のことを思うと涙が止まらなかったという。だが、それで終わりではなかった。その先輩には子供がいたのだ。名は京介。 先輩刑事の妻、俺の本当の母親に当たる人は俺を生むと同時に息を引きとり、しかも身寄りもなかった。親戚はいたが疎遠で、葬式の時は子供の引き取りにそ知らぬ顔であった。無理もないと思った。ほとんど知らない他人当然の親族の子供を誰が引き取るのか。しかし親父は逆に光に見えたという。 この子を代わりに育てる。妻も賛成してくれ二人で京介を育てる決意をした。 初めは罪滅ぼしの気持ちが強かったがやはりはじめての子供というのか、俺を実に可愛く思えたという。 その3年後、桐乃が生まれた。 その話を聞いてからの数日はよく覚えてない。正直その話ばかりが頭にぐるぐる回っていた。だが、怒りや憎しみなんてなかった。 俺は親父とお袋に感謝していた。お袋だって普段あんな言葉を取るがそれが息子への愛情の裏返しだってわかってる。親父だってそうだ。俺と桐乃に血のつながりなど関係なく公平に接してくれた。そうでなければあの話を打ち明けてくれたときあんなにも優しい目を二人ともしていたわけがない。今だってそうさ。感謝している。 問題は桐乃だ。 俺は桐乃にたいしてどう接していいのかわからなくなった。今まで兄として桐乃と付き合ってきた。だが血が繋がってないと知ったとたんそれが何を意味するのか。俺の心の底に蠢く黒い塊はとても抑えられそうになかった。 俺は桐乃から逃げるように家を出た。 (少し昔のこと思い出しちまったな。) あれから家には夏の盆や正月以外帰っていない。が、連絡はよくし合う。というより帰りづらい。なぜなら、 「兄貴~来たよ~。って、もう起きてんの?」 まあ、こういうことである。 あの後俺の行動を不審に思ったのか、俺のアパートに桐乃が押しかけてきた。俺は話をはぐらかそうとしたが、桐乃は全て知っていたらしい。 「アメリカ留学の時にね、兄貴が養子だってわかっちゃった。」 その後どちらが先にお互いを求めたのか、よく覚えていない。恍惚の中桐乃は俺への想いを口にした。ずっと好きだったと。誰にも取られたくなかったと。 俺も精神的にすこしきていたのかもしれない。それまで抑えていた桐乃への想いを口にしつつお互いを貪り合った。それは獣のようでお互いに初めてとは思えなかった。 そのあともたびたび桐乃は俺のアパートを訪れた。悪態をつきつつ世話を焼いてくれ、お互いの愛を確かめ合う。そんな日々が丹念に積み重ねられた。